一年生のヘインNo2
ヘインは
いつも
寝てるパパの横に
一人で寄り添っていた。
学校以外は
パパと離れず
いつも、一緒にいた。
ガラーンとしている家には
家財道具も何も
‥一切無い。
本当に何も無い。
ゴミと毛布だけが散乱している。
不謹慎だが‥
人間、
こんな感じでも
生きていけるのね。
‥と
妙に、安心できたのを覚えている。
初めてパパと会った日
自分がいなくなったら‥
と
ヘインの行く先を案じていた。
それから
何度もヘインの家に行った。
パパに
「大丈夫?」と声を掛けると
いつも
「痛い」「痛い」と言っていた。
パパは
もう、治療も出来ないくらいに
なっていた。
ヘインは、
家では
一言も口を開こうとしない。
学校でのヘインは
そこには居なかった。
パパがゆっくり休めるように‥
と
物音も立てない。
パパに
オレンジジュースを差し入れる時は
ヘインが一番喜んでいた。
そんな、パパを心配するヘイン。
その小さな体で
まるで母親のように見守るヘイン。
葬儀に行くと
「みーみ!!」と大きな声で
何度も手を振ってくる。

満面の笑顔で‥

いやいや‥‥今??
思わず
手を振り返してしまいそうになる。
いや、
振り返してしまった。
まるで、今から
パーティーが始まるかのようだった。
つづく

※ 「みーみ」は私です。
プレイクランより感謝を込めて
ふみえ
