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「くやしかったね」幼稚園の先生の声掛け

ちゃんと競争させる


先日、娘の幼稚園の運動会に参加しました。
さまざまな競技で昨年よりもレベルの高いことにチャレンジしている娘の姿を見て、成長や学びを感じることができました。

その中で特に心に残ったのは、リレーやかけっこで子どもたちが「競争」を経験し、その結果を先生が勝ち負けとしてしっかりと受け止められるような声掛けをしていたことです。

「くやしかったね」と先生たちが感情を言語化し、次に向けた前向きな姿勢を子どもたちに伝えていて、いい関わり方だなと娘をその幼稚園に預けていてあらためて良かったなと思いました。

ここでは、この経験をもとに「競争の意義」「感情の言語化」「日常へのつながり」という三つの視点から考えたことを深めていきたいと思います。

「競争」を経験することの意義


リレーやかけっこでは、子どもたちが一生懸命走り、勝ち負けが明確に分かれる場面がありました。

現代ではみんなで手を繋いでゴールするなど、「競争」を避ける傾向が一部で見られますが、この幼稚園ではしっかりと勝ち負けをつけていることに驚きました。

子どもたちは勝った喜び、負けた悔しさを感じます。
その体験を通じて「勝つためにはどうすればいいのか」「負けたときにどう気持ちを切り替えるのか」といった、今後の人生で必ず役に立つ自分の気持ちとの折り合いの付け方を学ぶことができます。

特に幼少期のうちにこうした「競争」を経験することで、現実世界では避けられない「結果が伴うこと」や「努力が報われる・報われないこと」に向き合う準備が整うのではないでしょうか。

勝つ喜びを知ることで自信が生まれ、負けることで挫折を乗り越える力が育まれます。

悔しい」「悲しい」を言葉で表す大切さ


運動会で印象的だったのは、先生が子どもたちの感情を丁寧に言語化していたことです。
例えば、負けた子どもに対して「悔しかったね」「悲しい気持ちになったね」と言葉で感情を表現することで、子どもたちは自分の気持ちを理解し、次のステップに進む力を得ていました。

感情の言語化は、子どもたちの自己理解を深めるだけでなく、周囲とのコミュニケーションを豊かにするためにも重要です。

悔しさや悲しさといったネガティブな感情を否定せず、その存在を認めてあげることで、子どもは自分の気持ちに素直になれます。
そして、それがまたチャレンジしてみよう!と、成長の原動力となるのです。

運動会は「ただの通過点」であること

また、この幼稚園の運動会が素晴らしいと感じた理由の一つは、「運動会は通過点」という認識だと感じられたからです。

競争の結果はその瞬間だけのものであり、運動会が終わったらそれで完結するのではなく、翌日からの園生活に繋がっているという点です。

例えば、先生が「今日負けたけど、明日からまた練習すれば次は勝てるかもね」、「また、かけっこ競争しようね!」と声をかけることで、子どもたちは「努力は続けられるもの」「成長は日々の積み重ねの中にある」という価値観を自然に学んでいきます。

これこそが教育の本質であり、特別な行事で得た経験を日常に生かしていく姿勢が、困難を乗り越える子どもたちの未来に繋がる力を育むのだと思います。

運動会後の親の関わり


運動会のようなイベントは、準備期間を含めた教育の集大成であると同時に、家庭での育児にもヒントを与えてくれる場でもあります。

親としてできることは、このような行事をただの「イベント」として終わらせるのではなく、子どもの成長を見守り、感情を共有する時間として活用することです。

例えば、運動会の後で「今日は悔しかった?」「どんな気持ちだった?」と声をかけることで、子どもは自分の感情を整理しやすくなります。

そして、「次はどうしたい?」「何を頑張ってみる?」といった質問を通じて、前向きな思考を促すことができます。

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