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【社会とわたし】失われゆく“手しごと”を、私たちが繋ぎませんか?

― メイド・イン・ジャパンの洋服が減った理由と、私たちができること ―

 私は、アパレルショップで働いています。
その中で、日本のものづくりの魅力に日々触れています。
本社のスタッフさんが、お客様へ丁寧に届けようとするカタログやコラムの文章に触れるたびに、
「今の時代、これって本当に大事なことかもしれない」と感じるようになりました。
洋服に関わる仕事を通して気づいたことを、今日は自分の言葉で綴ってみます。
よかったら、読んでもらえると嬉しいです。


最近、洋服のタグを見るたびに、
「メイド・イン・ジャパン」って、少なくなったな…と感じる。
安くてトレンド感のある服が簡単に手に入る時代。
でも、それと引き換えに、
“日本のものづくり”が少しずつ失われている気がする。

私の働くお店では、今でも日本製の洋服を大切に扱っている。
インディゴ染め、風呂敷での包装、職人さんの技が光るオリジナルの布…。
昔から大切にされてきた日本の文化や知恵が、そこには詰まっている。

職人さんの数も、年々少なくなっている。
中には「もうこの技術を継げるのは、日本でたったひとり」という人もいるそうだ。

時間をかけて、丁寧に、心を込めて作られたものは、どうしても高価になる。
でも、その服たちは流行に流されず、長く寄り添ってくれる。
そして何より、どこか“人のぬくもり”を感じる。

一針一針に、
「いいものを届けたい」「この技術を守りたい」という想いがこもっているから。
それは、まさに“国宝級のものづくり”だと思う。

だけど今の世の中は、「安く・早く・たくさん」が優先されてしまう。
どんどん入れ替わる流行、叩き売られる洋服。
そうやって大量に消費され、捨てられていくものたちを見ると、ちょっとだけ、心がざわつく。

流行を楽しむことが悪いわけじゃない。
でも、「本当に大切にしたいもの」にも目を向ける時期なのではないか?

“長く使える、いいものを選ぶ”
その選択肢が、次の世代へと技術や文化を繋いでいくはずだから。

私たちが少しずつでも、「いいものを選ぶ目」を持てたら、それは未来の“日本の手仕事”を守ることに繋がると思う。

安いから。便利だから。流行ってるから。
そうやって選ぶことが当たり前になっているけれど、「誰が、どんな想いで作っているのか」まで考えてみると、選ぶ目が少し変わるかもしれない。

私は、そんな“ものづくりの背景”にちゃんと目を向けて、日本人の丁寧さや真面目さが詰まったものをこれからも選んでいきたいと思う。

子どもたちにも、伝えていきたい。
「長く大切にできるものって、素敵なんだよ」と。

それは、古くて新しい日本の魅力。
そして、私たちが受け継いでいける“選ぶ力”。
メイド・イン・ジャパンを、私たちが誇れる時代にしたいと思う。

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