子どもの運動能力は「才能」ではなく、「経験」
「うちの子は運動が苦手かもしれない」
「周りの子と比べて走るのが遅い」
「スポーツを習わせた方がいいのだろうか」
子育てをしていると、子どもの運動能力について悩むことがあるかもしれません。
私自身、4人の子どもを育てていますが、子どもによって得意なことも苦手なことも全く違います。
JFAとJBAの公認コーチライセンスを持っており、たくさんの子どもたちを見てきましたが、運動能力は「生まれつき」だけで決まるものではないと思っています。
実際に長女は小学生の陸上大会や駅伝に出場しましたが、小さい頃から特別に足が速かったわけでも運動が得意だったわけでもありませんでした。
運動能力に大きく影響するのは、幼い頃からどれだけ多くの動きを経験してきたかです。
走る、跳ぶ、投げる、登る、ぶら下がる、くぐる、転がる。
こうしたさまざまな動きは、神経系の発達に大きく関係しています。
人の神経系は5歳頃までに約80%、12歳頃までにほぼ完成すると言われています。そのため、小さいうちに色々な体の使い方を経験することはとても大切です。
ただ、ここで大事なのは「厳しい練習をさせること」ではありません。
毎日長時間走らせたり、嫌がっているのに無理にスポーツを続けさせたりしても、運動が嫌いになってしまうことがあります。
むしろ大切なのは、子どもが楽しいと思えることを増やすことです。
公園で鬼ごっこをする。
縄跳びをする。
キャッチボールをする。
家の中でクッションを使って障害物コースを作る。
それだけでも十分に運動能力の土台は育ちます。
また、運動が得意な子と苦手な子の違いは、筋力や体格よりも「自信」の差が大きいと感じます。
一度でも「できた」という経験がある子は、どんどん挑戦するようになります。
逆に、
「遅いね」
「なんでできないの」
と言われ続けると、自信を失って挑戦しなくなってしまいます。
ですので、親としては結果よりも過程を褒めることが大切だと思っています。
「最後まで走れたね」
「前より速くなったね」
「いっぱい練習したね」
そんな声かけの積み重ねが、子どもの自己肯定感と運動能力の両方を伸ばしてくれるのだと思います。
運動能力は、早く始めた子だけが伸びるものではありません。
何歳からでも、楽しく体を動かす経験を積み重ねることで変わっていきます。
もし子どもの運動について悩んでいる方がいたら、まずは上手にさせることよりも、「体を動かすことは楽しい」と思える環境を作ることから始めてみるのをおすすめします。
また、親が一緒に運動することもおすすめします!
かけがえのない時間を一緒に過ごし、子どもも楽しく、親も運動になる。
良いことしかないと思います!
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