私が電子書籍より紙の本にこだわる理由
姪ちゃんの話
これはFIREして図書館の近くに引っ越し、読書生活を送っていたころの話だ。今は東京に引っ越しているが、その前の田舎暮らしの時期のことである。
実家に帰ると、姉とその子どもたちが遊びに来ていることがある。三人兄弟で、上から女・男・女という構成だ。
一番上の子のことを、この記事では姪ちゃんと呼ぶことにする。姪ちゃんは、兄弟間で喧嘩があるとたいてい年上だからという理由で怒られていた。見ていてかわいそうだと思った。それが原因だろうか、姪ちゃんは兄弟間で遊ぶというよりは一人でいるのが好きなようだ。
その姪ちゃんは漫画が大好きで、実家に遊びに来ると私の漫画を借りては一人黙々と読んでいる。
もしかしたら、漫画が好きになったのは私が漫画を持っていたからかもしれないと思った。もしそうなら素敵なことだなと思った。私が子どものころに買った漫画を姉の子どもが読んでいる。これってなんかいいなと思った。
紙にこだわる理由
この経験もあって、私は基本的に本や漫画は紙で買うようにしている。そうすれば誰かにシェアすることができるからだ。電子書籍だとそれが難しい。
とはいえ、正直に言うと、今の私には漫画をシェアするような友達がいない。過去のトラウマで人が怖くなってしまい、人との関わりを避けて生きてきてしまったからだ。
でも将来は違うと思っている。現在は普通に人と関われるようになるために奮闘している。いつか友達や彼女ができるだろう。そうなればその人たちにシェアできるかもしれない。もし自分に子どもができたら、漫画が共通の話題になるかもしれない。
そんな未来が来ることを願って、今日も奮闘している。
チェンソーマンの話
あるとき実家に帰ったら、姉と子どもたちが遊びに来ていた。話の流れは覚えていないが、チェンソーマンの漫画の話になった。私が面白そうと言うと、姪ちゃんが「正月で集まるときに漫画持っていくよ」と笑顔で言ってくれた。
当日、姪ちゃんは大きなクリアケースに漫画を敷き詰めて持ってきてくれた。
でも私は漫画を読むのが遅い。しかもその日はお酒を飲んでいたこともあり、1巻も読み切れなかった。
その当時の私は今より人の感情に敏感ではなかった。1巻も読んでいないことで姪ちゃんが傷つくなんて考えもしなかった。あとになって気づいたが、姪ちゃんは悲しそうにしていたように思う。
姪ちゃんへの借りを返したい
最近、チェンソーマンの漫画を買った。
盆休みに帰省するつもりだ。そのときに姪ちゃんにチェンソーマンの話をしてみようと思っている。あのときちゃんと読めなかった分、今度こそ話せるようになっていたい。
紙の本にこだわるのは、誰かとシェアできるからだ。本や漫画は物として残るから、人と人をつなぐことができる。姪ちゃんとの話がそれを教えてくれた。
皆さんは本や漫画を誰かとシェアした経験はありますか? ぜひコメントで教えてください。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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