情報流通プラットフォーム対処法とXでの対応、報告ポータル実装に関して
2026/1/4更新:現在のXの状況を受け、最後まで誰でも見れるようにしています。ご自身のコンテンツを守るためにも見ていただけると幸いです
意外な程に知ってる人が少ない「情報流通プラットフォーム対処法」ですが、これは我々Xユーザーにはかなり重要な法案であり、知ってる知らないで大きく差が出ると思っています
また、その法案に伴い 7/29 Xでは日本ユーザー向けに 権利侵害などのポストを報告できるポータルができました。
今回はそれらに関しての解説です。自分が知らぬ間に違反行為をしてしまわないためにも、また正しい報告の仕方を知ることは自衛の手段にもなります。
これはできる限り多くの人に見ていただきたいので、メンシプ以外の人はリポスト無料で見れるようにしておきますねー。
情報流通プラットフォーム対処法とは?
2025年4月1日、SNSや動画共有サイトなどの運営者に対して「情報流通プラットフォーム対処法(通称:SNS規制法)」が施行されました。
ガイドラインはこちら↓
https://www.soumu.go.jp/main_content/000978031.pdf
この法律は、大規模なプラットフォームの運営者に対して権利侵害(著作権侵害、名誉毀損など)に対して①対応の迅速化、②運用状況の透明化に関わる措置を義務付ける、といったものです。
なお、政府の説明では「偽情報対策」にも資する制度とされていますが、法律の本文には「偽情報」「誤情報」という用語は使われておらず、権利侵害や違法情報に該当する場合のみ削除義務が生じるとされています。
さて、そこだけ見ると「運営会社が関係する話でしょ?」と思うかもしれませんが、実は私たちユーザーにも直接影響します。
どういった形で影響するかは後述。まずは「情プラ法」の概要を説明します
まず、対象となる主なプラットフォームは以下の通り
X
YouTube
TikTok など、月間利用者数が相当規模以上のサービス
当然ながらXも入っていますね。
次にどんな措置が必要なのか
① 対応の迅速化(権利侵害情報)
・ 削除申出窓口・手続の整備・公表
・ 削除申出への対応体制の整備(十分な知識経験を有する者の選任等)
・ 削除申出に対する判断・通知(原則、一定期間内)
・ 削除申出窓口・手続の整備・公表
要するに、そういったポストに対しての削除依頼するフォーム・手続きの整備、そして公表。
・ 削除申出への対応体制の整備(十分な知識経験を有する者の選任等)
削除申出に対して対応する体制、充分に知識がある人間を専任するってことですね。
・ 削除申出に対する判断・通知(原則、一定期間内)
削除申出に対して一週間、7日以内に対応すること、と定められています
分かりやすくまとめると
・プラットフォーム運営者は権利侵害などに当たるポストの削除を依頼するフォームをわかりやすい場所に設置し、公表をすること。それらの申請に対しては充分な知識がある専任チームを作り対応する。7日以内にはそれらの申請に対して何らかの通知を行う義務がある
ということですね。
つぎは運用状況の透明化について
② 運用状況の透明化
・削除基準の策定・公表(運用状況の公表を含む)
・ 削除した場合、発信者への通知
・削除基準の策定・公表(運用状況の公表を含む)
プラットフォーム運営者が「どんな投稿を削除するか」の基準を文章化し、公開することが義務付けられました
・ 削除した場合、発信者への通知
投稿を削除された人に対し、「何を理由に削除したか」を知らせる義務です。一方的に消すのではなく、なぜそのポストが消されるのかを知らせます。またその削除に対し誤削除時の救済の意味で、異議申し立ても可能にする必要があるとのこと
要は「こういったポストは削除されます」ということを明記する必要がある、そして削除された人にはその削除理由を通知する義務があるってこと。
では次に、具体的な「権利侵害」に関して。ガイドラインには下記内容があります
他人の権利を不当に侵害する情報の送信を防止する義務がある場合(権利侵害情報)
名誉権、名誉感情、プライバシー、私生活の平穏、肖像権、氏名権、パブリシティ権、著作権及び著作隣接権、商標権、営業上の利益について
名誉権
内容:事実を摘示されることで社会的評価を下げられない権利。
例:根拠なく「○○は詐欺師」とポストする。
名誉感情
内容:侮辱などによって自尊心や感情を害されない権利。
例:容姿・人格を罵倒するポスト。
プライバシー権
内容:私生活上の事実や情報をみだりに公開されない権利。
例:住所や電話番号を勝手に投稿される
私生活の平穏権
内容:日常生活を乱されずに平穏に暮らす権利。
例:自宅周辺の写真や動画をSNSに晒される。
肖像権
内容:本人の許可なく容姿や姿態を撮影・公表されない権利。
例:街中で撮った他人の顔写真を無断投稿。
氏名権
内容:本人の名前を勝手に使用されない権利。
例:有名人の名前を使ったなりすましアカウント。
パブリシティ権
内容:有名人の氏名・肖像などの商業的価値を利用されない権利。
例:芸能人の写真を使ったグッズ販売。
著作権・著作隣接権
内容:創作物を無断利用されない権利、および著作物を伝達する立場の権利。
例:他人が撮影した画像・動画・音楽を無断使用(TVの切り抜き、漫画のコマなども含む)。
商標権
内容:登録商標を無断で使用されない権利。
例:ブランドロゴを勝手に商品や投稿に使用。
営業上の利益
内容:営業活動を妨害されたり、不当に損害を受けない利益。
例:虚偽の悪評ポストで売上を下げられる行為。
これらが今回の「情プラ法」の削除申請対象の内容となります
つまり、今までも同様の報告はできてたけど、これらに対してはより迅速かつ透明性の高い対応が必要になる、ということですね。
また、ガイドラインにはその他の法律違反に関しても記載があります
その他送信防止措置を講ずる法令上の義務(努力義務を除く。)がある場合(法令違反情報)
対象となる情報•わいせつ関係、薬物関係、振り込め詐欺関係、犯罪実行者の募集関係、金融業関係、消費者取引における表示関係、銃刀法関係、その他の区分に基づき、関係法令を分類するとともに、どのような情報を流通させることが各法令に違反するのかを具体的に示す。
まあこれらは完全に犯罪行為に近いものになるので今まで通りかと・・・
ここまでが「情報流通プラットフォーム対処法」の概要となります
どうですか、これ私達の投稿にも関係あると思いませんか?
自分がそういった権利侵害をしないことはもちろん、もしされた場合も迅速に対応してくれるよう国からの義務が出来たってことなのです。
では続いて、今回のXの対応について
Xでの対応、報告ポータル実装に関して
今回の情プラ法を受けて、Xでは7/29に公式ヘルプに
「日本におけるオンラインセキュリティに関する情報」ができました
https://help.x.com/ja/rules-and-policies/japan-resources

URL:https://help.x.com/ja/rules-and-policies/japan-resources
内容としては、情報流通プラットフォーム法がXにも適用されたこと、XがIDPAおよび日本のその他の適用法規制を遵守するために、日本のコミュニティの権利を侵害から確実に保護する方法でXルールを施行することに尽力していること、専用のフォームができたことの他・・・
報告プロセスに関しての記載があります

フォームには、関連するURL、侵害された権利、それらに対しての追加情報が必要、そしてそれが専用チームに送られて、報告の結果が通知される
なお、苦情を提出した人の情報は開示しないとのことです。まあこの辺は今までと同じですね
そして7/30にはXの日本公式から「Xの情報流通プラットフォーム対処法への対応について」という記事が投稿されました
— Japan (@XcorpJP) July 31, 2025
これには
・専用の窓口ができたこと
・日本語での対応が可能な専任チームを設置されたこと
・削除申出を受けてから7日以内に削除対応または非対応の判断を行い、申出者に通知されること
・判断基準であるX公式ヘルプのルールとポリシーへのリンク(https://help.x.com/ja/rules-and-policies)
以上が記載されています。
これらで、先程解説した
① 対応の迅速化(権利侵害情報)
② 運用状況の透明化
この2つはクリアされている、ということですね
では続いてフォームの内容と削除依頼の申請方法
日本の法律に基づき、個人の権利を侵害するコンテンツを報告する方法
7/29に設置されたこちらのフォームに関して解説します
まず、下記URLが専用フォームとなります
https://help.x.com/ja/forms/japan-report

URL:https://help.x.com/ja/forms/japan-report
ここで選べる内容は以下の通り

・名誉に対する権利
・自尊心の権利
・プライバシーの権利
・生活平穏権
・氏名権
・肖像権
・パブリシティ権
・著作権
・商標
先ほど解説した「名誉権、名誉感情、プライバシー、私生活の平穏、肖像権、氏名権、パブリシティ権、著作権及び著作隣接権、商標権、営業上の利益」とほぼ一緒ですね。
営業上の利益は名誉とかに統合される形になるのかなと思います
要は国が定めている権利侵害の報告がここからできる、ということです
で、これ実際にやってみると分かるのですが、元々昔からあるフォームへリダイレクトされます
どれを選んでも基本的に元々の報告フォームに行くわけです
著作権・商標権以外は下記の
「Xおよびセンシティブなコンテンツを安全に使用する」へ

著作権・商標権は下記の
「知的財産権に関する問題のヘルプ」へ

URL:https://help.x.com/ja/forms/safety-and-sensitive-content/abuse
要は受付窓口を1本化してそこから適切なフォームに飛ばすようになってるってことですね。
じゃあこれ、普通の報告と変わらないの?と思いますが、私は別と予想しています。
というよりも「ここから選んだ項目の報告」に関しては日本語の分かる専門チームに届くのではないかなと。
まあ入口がここじゃなくて直接そのフォームからでも「その項目の報告」であればそのような形になるのかなと・・・
例えば下記の自傷行為であったり、Xでの広告についてやコミュニティについての場合は別のチーム、別のプロセスになるのではないかなという予想ですね。

でないと「専門チームが7日以内に」というのを全ての報告に対してするのは難しいと思います
で、実際の報告ですが、まあまあ記入項目が多いです

報告対象のアカウントのユーザー名、Xルールへの違反の可能性があるコンテンツのURL、そして起きている問題の詳細、以上が必要です
しっかり書かないと恐らく「問題がなかった」で終わりなんじゃないかなと。まあ書いたところで削除されるかどうかはわかりませんが・・・
あと、ポストからの報告は全く別の項目になってるので恐らく今回の対策の対象外なのではないかなと。そもそも理由 書く所もないですし。
今回の「情プラ法」に則って権利侵害ポストを報告するのであれば、この専用フォームからが良いかなと思います
もし、謂れのない誹謗中傷であったり、個人情報を公開されたとかそういった時はこちらから報告をオススメします
当たり前ですが、著作権に関しては本人あるいは正当な代理人でないと報告はできません。が、著作者が報告した場合迅速に対応してくれるようになった、というのは嬉しい事ですよね
これらが適切に機能して、Xから悲しい思いをするユーザーが少なくなれば嬉しいなと思っています
自衛のためにも、ぜひこれらをしっかりと把握しておきましょう
ということで今回は以上
どうぞこのnoteがみなさまの毎日のXの役にたちますように🙏
※この先には何もありません!!ご注意ください
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