見出し画像

【エッセイ3】アイドルってすごい

KPOPが好き。

きっかけは、BTSとだけ簡単に言っておく。
なぜなら、今回の話は、どれだけ好きかとか、どういう経緯で好きになったとか、どんな曲が好きかとか、誰が推しだとか、そういうのではないからだ。

今回は、KPOPアイドルを好きになって、私の中でどういう変化があったのかとか、どんなところを尊敬しているかとか、そういう話をして行こうかと思う。


1, 努力の人

それまで、アイドルがテレビの番組で踊って歌う姿しか知らなかった私は、彼らの輝かしいその姿が、どれほどの努力に支えられたものだったのか想像できなかった。

現在の韓国のアイドルは、ユーチューブなどSNSを多く利用して認知度を高め、ファンとの交流を深める。そこでは、彼らのダンス練習や歌のレコーディングの風景、ライブの舞台裏などが見られる。また、インタビュー映像などで、どういう経緯でアイドルを目指し、どれくらい頑張ってきたのかなども垣間見える。そういう映像を見ると、アイドルがどれほどの努力をしてきたのかが分かった。

そして私は、
「アイドルって、すげ~」
と心の底から尊敬した。

韓国では大体の場合、以下のような流れでアイドルになる。
まず、事務所が主催するオーディションに参加、もしくはスカウトされて事務所へ所属。練習生として毎日レッスンをする。平均すると2~3年らしいがもっと行く人も全然いる。内容としては、歌やダンスの練習、語学(英語や日本語、中国語など)の勉強など。月末には事務所のスタッフやトレーナーに評価され、デビューできるかどうかが決まる。もしくは、オーディション番組で勝ち抜いてデビューを掴み取る。

1日何時間も練習し、それを何年も続ける。睡眠時間も少ない。狭き門を通ってデビューしてからも、パフォーマンスを磨くために忙しい中で努力する。他のアイドル達や過去の自分と比較され、激しい競争社会の中で生き残っていかなければいけない。そして、そのような努力をすることが普通な状態(周囲のアイドル達は皆やっている)というのが、余計に彼ら彼女らの頑張りが凄まじいということが分かる。

健康問題(肉体的にも精神的にも)などもあるし、中学生などの若いころから体型管理をする必要があるから、
「いや~、自分のことをもっと労わって欲しいわ……」
とか思ったりもしなくはないのだけれど。

とにもかくにも、途方もない努力をした上で、それをほとんど自分からは言わずに、地道に続けている部分を尊敬している。

2, アイドルへの偏見が無くなった

テレビの音楽番組だけでしかアイドルの姿を知らなかった時は、アイドルを一括りに取らえていた。笑顔を見せて、大勢の前でダンスと歌を披露する堂々とした姿。そこに個人の性格などは見出していなかった。アイドル全員が一様に、人好きのする性格で外交的で明るく積極的な人なのだと思っていた。なんというか、簡単に言うと、アイドルは陽キャばっかりだと思っていた。

そんなことはないんですけどね。
アイドルでも内向的でシャイな人は沢山います。パフォーマンスをする時はセンターに立って堂々とできるけど、バラエティーなど他のコンテンツでは恥ずかしいので前に出れないとか。プライベートでは家にこもりっぱなしとか。グループが組み立ての頃は、ものすごい人見知りをしたとか。

アイドルそれぞれを知っていくうちに、個々人の好みや性格を知った。そして、彼らはただアイドルという職業についているだけの私達と同じ人間で、一括りに出来るようなものではないという単純な事実を実感した。

3, 推しというより尊敬している人

KPOPはコンテンツが多いと個人的には思う(日本とか海外のアイドルのファンになったことが無いので、正確な比較はできていないのだが)。さっきも言ったように、そういうコンテンツを通じて、素に近い部分を見ることができる。例えば、Weversライブ(アイドル達がやっている動画配信みたいなもので、結構気軽にやっている)では、住んでいる場所やホテル、撮影の休憩中、移動中の車の中で配信をはじめたりする。ご飯を食べたり、ゲームをしたり、コメント欄を通じてファンたちと交流したり、メンバー間で雑談したり、歌ったりダンスを踊ったり、色々である。

そういうコンテンツを通して、ステージ上での輝く姿だけではなく、それを支える部分と言うか、アイドルの多面的な姿を見ることができる。

そして、好きになる。

昨今は、嫁とか推しとかいう言葉がよく使われるが、個人的には推しに対する感情と少し違う気もする。というか、推しという表現が当てはまらない気がする。私の感覚的には、人間として好きで尊敬しているって表現の方がしっくりくる。

これは私だけの感覚かもしれないが、推しに対してヲタクは盲目的になりがちだと思う。推しの一挙手一投足、存在全てが尊いなどと全肯定マンになる。なんというか、神的な存在としてあがめ奉っている感じというか。

しかし、私はアイドルに対してそういう感じではない。
好きなアイドルと言いつつ、ここはあんまし好きじゃないかも、この言動はあんまりよくはなかったよな~とか、これって皆がそんなに言うほど可愛いか?とか思いつつ、総合的に「なんだかんだ言って好きだし、やっぱり尊敬するな」と思う。好きも嫌いもあるけれど、ひとつひとつ自分の中で認識して最終的に受け入れる感じ。

あと、何かひとつでも良くないことをしたり、熱愛報道が流れると「推しやめるわ」という場合もある。それも個人的には良く分からない。こうあって欲しいとかは思っておらず、ただ事実を受け入れるだけだから。大体、ニュースと言うのは情報のうわずみで、全体像やデティール、当事者の感情は私達の方にまでは降りてこない。分かるのは関係者だけである。その表面だけを見て良し悪しを判断しても意味が無いなと思う。
こういう考え方はドライに見えるかもしれないけど、でもそう思うんだよね。

3, 作詞作曲とかもするのすごい

私は自分が作詞作曲をしないし、クレジットに載ってるからといってどのくらい貢献してるか分からんよみたいなことを言ってくる人もいるから、韓国のアイドルが作詞作曲するというのがどれくらい凄いことなのかとかはよく分からない。

しかし、楽曲をアイドル自身が作成したというのだと、その人の考えたこと・感じたこと・ファンに伝えたいことなどが伝わってくるから、好き。

特にルセラフィムのユンジンが好き。彼女は今のところ5~6曲作っている。どれも好きでよく聞いている。

あとは、(私が知っている限りでは)セブチのウジ、BTSのシュガ・RM・Jhopeでしょうか。他にもたくさんいるんでしょうけれど。あと、個人的に、boy next doorっていうグループで作曲をやっているメンバーがいるみたいなので期待している。

アイドルは言い換えると、高度なパフォーマーだ。もらった歌の世界観を捉え、解釈し、自身の個性を混ぜた上で歌とダンスによって表現する。なので、同じ音楽領域とはいえ作詞作曲は、また別の知識と努力が必要だ。だから余計にすごいな~とか思う。 

5, 韓国語が少し分かるようになってきた

ありがたいことに、大抵の動画には日本語字幕が付いている。ただ動画を見たいという単純なファン心理からの行動だったけれど、いつの間にか韓国語が分かるようになってきた。初めは単語から、徐々に短い文章ならネイティブのスピードでも分かるようになってきた。

都合のいいことに、韓国語と日本語は語順が一緒なので、字幕に書いてあるこの単語は今言ったこれのことなんだろうなと言うのが分かりやすい。だから、習得も英語よりも早かったんだろうな。 

6, 韓国のこと、全然知らなかった

あまり声を大にして言いたくはないのだけれど、私の両親は中国とか韓国に対してあんまりいい印象を抱いていないみたいだ。小さいころから
「なんでそんなに好きじゃないんだろ~?」
と不思議に思っていた。同時に、私は偏見は持ってないと勝手に思っていた。興味があるわけではなかったから多くを知ってはいないけど、別に差別とかもないし、と。

しかし、コンテンツなどを見ていくうちに色んな事を知った。学校の文化、KPOPアイドルと日本のアイドルの違い、料理、食事の文化、受験が日本以上に大変なこと、年齢の上下に厳しい事、日本とのファッションの違い、ステータスなどなど。

知っていくうちに私は何も知らなかったことに気付いた。

偏見も持っていたことにも。
大きな偏見としては、韓国は日本よりも少し遅れた国だと自然と思っていたことだ。何がきっかけでそう思ったのか、自然と生活の中やメディアの影響でそう思うようになったのか分かんないけど。酷い偏見だったと思う。

英語ができる人が日本よりも多いのも初めて知った。日本よりも人口が少ないから海外に視野が向きやすく、英語を習得する人が多いとかなんとかって聞いた。

ちゃんと勉強したわけでもないのに、好きとか嫌いとか偏見がないとか簡単に言えないなと反省しました。

さて、KPOPの話に戻ると、正直アイドルとかを好きになったのが自分でも意外で、(他のアイドルオタクの人と違って、CDもグッズも買わないので推し方は違うと思うが)KPOPを好きになってここまで内面的に変化があったのが面白かった。

最後に、最近の気づき。
競争の激しい社会で常に成長を求められ、過去の自分と比べられ、ファンには新しい一面を求められる。アイドルになれる人ってのは、綺麗な人でも、ダンスや歌が上手い人がなるのではなく、常に変化し成長するために努力し続けられる人がなれるんだと思った。

これからも、自分の好きな人たちの活躍を見続けたい!


いいなと思ったら応援しよう!