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話をそらす大人たち

33の回では女性の友達が多い理由やLGBT理解増進法、アジアの山岳民族とのモノ作りについて話しました。このノートでは番組の最後に紹介したビリー・アイリッシュの言葉を紹介します。

この言葉は白人警官が黒人男性を殺害した事件をうけてビリー・アイリッシュが「白人の特権」についてインスタグラムに投稿した内容です。FRONTROWより和訳を引用させていただきます。

今週ずっとこの繊細な話題についてどう話せばいいのか考えてた。 私のプラットフォーム(ファン層)は巨大だから、何をどのようにして伝えれば、この件について最大限の敬意を払うことができるのかずいぶんと悩んだ。でも、そんなことはどうでもいいから、言いたいことを言うね。

あと1回でも白人たちが『All Lives Matter(すべての命に価値がる)』と言っているのを耳にしたら、頭がおかしくなりそう。マジでお願いだから黙っててくれる???誰もあんたら(白人)の命に価値がないなんて言ってない。誰もあんたらの人生が大変じゃないなんて言ってない。ていうか、そもそも誰もあんたらの話なんかしてない。あんたらはただ自分たちの都合の良いように話をすり替えて、便乗してるだけ。これはあんたらの問題じゃない。だから、何でもかんでも自分たちの話題に持っていこうとするのはやめて。あんたらは助けを必要としていない。だって、何の危険にも晒されていないんだから。(子供に説明するつもりで話すね。だって、そうじゃないとあんたらには理解できないと思うから)

もし、あんたの友達が腕に切り傷を負ったら、あんたは『みんなの腕が大事だから』と言って、すべての友達に絆創膏が配られるまで待つわけ?違うよね。きっとあんたは友達を助ける。だって、その友達は痛がっていて、助けを必要としていて、血を流している。

もし、誰かの家が火事で燃えていて、中にはまだ人がいる状況で、あんたは『すべての家が大事だから』と言って、(火事で燃えている家の近所にある)すべての家に消防署の隊員たちを駆けつけさせるの?答えはノー。だって、ほかの家の人たちは助けを必要としてないから。

それを好きか嫌いかは別として、あんたたちには“特権”がある。この社会では白人というだけで優遇される。貧乏だろうが、苦しんでいようが、肌の色が白いというだけで、あんたたちは自分たちが思っている以上に、他の色の人たちよりもたくさんの特権を与えられている。でも、白人だからといって、あんたたちが他の人たちよりも優れているというわけじゃない。その肌の色のおかげで、生きることへの不安や心配を抱えて生きる必要がないというだけ。それこそがまさにあんたらの特権なの!

『All Lives Matter(すべての命に価値がある)』のなら、なぜただ“黒人”というだけで、黒人の人たちが殺されるの?なぜ移民の人たちが迫害されるの?なぜ白人以外の人種の人たちにはない機会を白人ばかりが得ることができるの?なぜステイホーム期間中に抗議活動を参加した人たちのなかで、白人だけがおとがめなしなの?それも武器のようなものまで持ち歩いているのに。なぜ無実の人が殺害された事件の抗議活動に参加した黒人だけが不良呼ばわりされるの?なぜか知ってる???

それが白人のクソ特権だから。

白人の特権はヒスパニック系の人たちに影響を与えている?ネイティブアメリカンは?アジア系の人たちは?答えは言うまでもないけど、イエス。1000000000000000%、影響ある。

でも今、この瞬間にみんなで話し合うべきことは、何百年と続く黒人の人たちへの制圧について。『Black Live Matter(黒人の命にも価値がる)』というスローガンは、“黒人以外の命に価値がない”と言っているわけじゃない。このスローガンは、今の社会が黒人の命をまるで価値のないもののように扱っているという、まぎれもない事実を訴えているだけ!!!!

その言葉通り、『黒人の命にも価値がある』。

黒人の命にも価値がある。
黒人の命にも価値がある。
黒人の命にも価値がある。

何度でも叫ぼう。

FRONTROW より

正直に言うと途中の例え話は僕にはピンとこなかったのですが、彼女のメッセージは当時のLGBT理解増進法と重なり僕の心に強く響きました。

多数派の一部は自分に都合がいいように物事を解釈して議論を捻じ曲げます。困っている人を救うための議論に、困っていない人が自己中心的な意見をして話を逸らします。法案を決める人も多数派が支持してくれないとその場所にいれないので、多数派を尊重します。

もちろん民主主義では多数派の声が採用されるのは当たり前ですが、あんたらの話をしていないときにあんたらは口を出し、それが正義だと団結して問題を捻じ曲げます。それはみんなが生きやすい社会を作るより、自分の生活を変化させないことを大切にしているからだと思います。

ビリー・アイリッシュというまだ若いアーティストが自身の影響力も理解した上でこのような発言をしたことを僕は讃えます。僕には何ができるんだろう。


アラフォーゲイのオネエじゃないのよ
媒 体:ポッドキャスト
配信日:平日夕方5時
配信数:113回(配信日に1回づつ配信)
話し手:藤田哲平
https://linktr.ee/fuji_tate_p

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