#夏の1コマ
この文章は、noteが開催する「#夏の1コマ」の参考作品として主催者の依頼により書いたものです。
多くの物語は夏に始まる・・・のも今は昔。
幼少の頃に感じた夏はストーリーが始まる予感の感じられる季節だった。
セミがうるさくて、夕立が降って、夏祭りでは花火があって、部活帰りの好きな子を偶然を装って待ってみたり、何はなくても予感を感じられることができた。
でも今は違う。
とにかく暑い。
暑すぎる。
外に出ると3秒で汗が噴き出し、5分で死にそうになる。
物語?何それ美味しいの?
とりあえず生きろという季節だ。
現代の夏物語があるとすれば、エアコンの前で始まり、コンビニで終わる。
なんならエアコンの前から舞台は一向に変わらない。
主人公は凍らせたペットボトルを首の後ろに当てながら「7月でこれかよ」とうめく。
令和の夏物語は、冷房の効いたコンビニを渡り歩く冒険者が主人公に違いない。

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