#ハッピーライティングマラソン51『娘の名前に「みどり」と名付けた私が、33年後に知った「愛のブーメラン」という最高の癒やし』
「あなたを色で表すと、何色ですか?」
もしそう聞かれたら、あなたは何色を思い浮かべるでしょうか。情熱の赤、冷静な青、それとも純粋な白……。
私たちは知らず知らずのうちに、ある「原点」の色を求めています。
76歳になった今、私は自分の人生を振り返り、
そしてこれからの未来を見つめて、迷わずこう答えます。
「私の人生は、大好きな『緑色』です」と。
今の季節はどこを見渡しても、
光り輝く瑞々しい新緑や草花が目に飛び込んできます。
青空のもと、太陽の恵みをいっぱいに浴び、雨の恵みを吸い上げて、
四季をあざやかに彩るスタートの合図を告げるのは、
いつもこの「緑」です。
緑は、ただそこにあるだけで、私たち人間をそっと癒やしてくれます。
それだけではありません。大地に根を張り、
私たちの命を繋ぐ「食物」を創り出してくれるのも緑です。
これほど無条件に与え、調和をもたらしてくれる存在に、
私は毎朝、心からの感謝が湧き出てくるのです。
新芽が芽吹くときの、あの新しい生命の力。
それは、何歳になっても「毎日が誕生日」であり、
「タイミングはいつも今」だと、私の背中を軽やかに押してくれているようにも感じられます。
実は、私にはこの「緑」という色に、
生涯をかけた特別な「愛の先払い」を託していました。
33年前、我が家に愛しい娘が生まれたときのことです。
「どうか、この大自然の草木のように、周りの人々にそっと寄り添い、
癒やしを与える優しい人に育ってほしい」
そんな祈りと願いを込めて、
私たち夫婦は娘に「みどり」という名前を贈りました。
そして今、どうなっていると思いますか?
日々、その日の天候や家族の体調に合わせて、
優しくて美味しいごはんを作ってくれる娘の笑顔に、
私自身が一番癒やされ、生かされているのです。
誰かを癒やしたいと願って先払いで差し出した愛が、
33年という歳月をかけて、何倍もの豊かな実りとなり、
今の私のライフスタイルを包み込んでくれている。
これこそが、人生の美しい「感謝の循環」なのだと気づかされました。
自分の「好き」をまっすぐに愛し、
そこにある当たり前の恵みに感謝すること。
そして、大切な人の未来に、祈るような優しさをそっと名付けること。
緑色は、私に「愛すること」と「感謝すること」の本当の豊かさを教えてくれました。
今日、あなたの周りにある小さな緑に、
ほんの3秒だけ目を留めてみませんか?
窓辺の観葉植物でも、道端の小さな草花でも構いません。
五感を開いてその生命力を見つめるとき、
あなたの心にも、新しい上機嫌の風が吹き始めるはずです。
