noteの「ビュー」をずっと「PV」だと思っていた書き手の末路。
私はこの50日ほど、noteの数字を見ていた。
毎朝、前日に出した記事の数字を見ている。
ビューの数、スキの数。そしてコメントがあれば驚く。
そして、このビューについてはずっとPVだと思っていた。
50PV前後の棚。
17PVまで沈んだ記事。
30PV前後の床。
そんなことを言ってきた。
私は個人サイトを20年ほど運営してるので、アクセス数を見るときは基本的にPVで考えてしまう。
ページビュー…ページが開かれた回数、どの記事がどれだけ読まれたのかを見るための数字である。
だから、noteのダッシュボードに「ビュー」と書いてあったのを見て、私は自然にPVだと思いこんでいた。
そのまま50日ほど経っていたのだから怖い…。
勘違いとはそういう物だろうとは思う。
コメントで教えてもらった
きっかけは、コメントだった。
私が数字の話をしていたら、読者の方からこんなことを教えてもらった。
私も勘違いしてたんですが、月額八万の企業用プランじゃないとPVは見れないらしいです。
ダッシュボードで見れてる「ビュー」は、フォロワーや検索の新着等でアクセス前のタイトルとサムネが表示された数+PVらしく、実際読まれてる数はビューより更に少ないみたいです。
「そうだったの!? PVじゃないのか!?」 私は普通に固まった。
慌てて公式ヘルプを見に行った。
すると、確かにそういう説明があった。
noteのダッシュボードにある「全体ビュー」は、記事ページに加えて、記事がタイムラインなどの一覧ページに表示された回数も加算されているらしい。
つまり、私が見ていた数字は、純粋なPVではなかった。
記事が開かれた数だけではなくて、記事が表示された数も混ざっている訳で…。
私はずっと、開かれたり読まれた数を見ているつもりだった。
でも実際には、読まれる前に表示された数まで含んだ数字を見ていた。
タイムラインや一覧の数字って…そもそも何で計測を?…サムネか?
ってのは置いといて。
なかなかの衝撃である。
50PVですらなかった
これは地味に効いてくる。
私はずっと、50PV前後だと思っていた。
それぐらいは記事がひられている可能性はあると思っていた。
でも違う。50ビューなのである。
その中には、記事ページを開いた回数だけではなく、タイムラインや一覧に表示された回数も含まれている。
ということは、実際に読まれた回数など更に少ない訳だ。
読まれた回数なんて1桁もあるかどうかではないか?
17PVまで沈んだと思っていた記事も、正確には17PVではなく、17ビューというわけだから、これは17PVより残酷な数字である。
17PVなら、少なくとも記事ページが17回開かれている可能性がある。
もちろんそれも多いとは言えないが開かれてはいる。
しかし17ビューとなると話が変わる。
記事ページを開かれた回数だけではなく、タイムラインなどに表示された回数まで含めて17である。
つまり読まれていないどころではない。
表示すらあまりされていない可能性がある。
入口の前で止まっていた。
私は「読まれない」と言っていた。
でも、正確にはその手前だった。
読まれる前に、そもそも表示されていなかった。
むしろ17ビューの記事なんて読んだ人は1人もいないのではないか?
フォロワーさんのタイムラインにすら、表示されていない可能性がある。
だとしたら、むしろ恐ろしい。
ChatGPTもそのまま受け取った
ここで少し面白いのは、AIである。
私はずっとChatGPTに、noteの数字をPVとして投げていた。
ChatGPTも、その数字をそのままPVとして扱っていた。
もちろん、これはChatGPTだけが悪いわけではない。
私がPVと言ったからAIも、その前提に乗った。
ファクトチェックしてほしいとも言っていないし、「noteのビューとPVの違いを調べて」と頼んだわけでもない。私が間違った言葉で渡した数字を、AIはそのまま受け取った。
それはそれで自然である。
ただ、欲を言えば、そこは気づいて欲しかった気がする。
「noteの無料ダッシュボードで見ている数字なら、それはPVではなくビューでは?」
そんなふうに、こいつ無料プランで見てるなと推察して止めてくれたら、かなり助かった…
それが出来ないからAIはAIなんだろうなぁと。
さすがにそれは求めすぎかもしれないのは重々承知。
私は自分で言った言葉に引っ張られた。
AIも、その言葉に引っ張られた。
そして、人間のコメントでようやく気づいた。
コメントくれた人、ありがとう。
過去記事を直した
気づいた以上、放置するわけにもいかなかった。
私は過去記事を即修正した。
PVと書いていたところを、ビューに直して、50PV前後と書いていたところを、50ビュー前後に直した。
地味に大変だった…。
なぜなら、私はこの50日ほど、結構な頻度でPVという言葉を使っていたからである。
PVが伸びない。PVが落ちた。PV予想…などなど。
全部、正確にはビューだった。
ひたすら修正して直しそびれてるのもあるかもしれないけど…まぁいいや。
全部探すのも面倒だ。
でも、50日で気づけてよかったとも思う。
これが半年後だったら、もっと面倒だった。
1年後だったら、さらに面倒だった。
有料記事や分析記事の中に大量に混ざっていたら、さすがに厄介だった。
50日で済んだので本当に助かった。
今までの分析は全部無駄だった?
では、今までの分析は全部無駄だったのか。
そう考えてみたが、それはそうではないだろう。
もちろん、PVとして扱っていたのは間違いだったのでそこは直すのだが、数字の変動そのものが消えるわけではない。
50ビュー前後に安定していた時期はあった。
17ビューまで沈んだ記事もあった。
30ビュー前後になりそうな感覚もある。
スキとの関係が怪しいという観測も残る。
ただし、それは「読まれた数」の分析ではないというだけで。
露出と閲覧が混ざった数字の分析であると変わっただけ。
つまり私は、PV分析をしていたのではない。
note上で、私の記事がどれだけ表示されたり開かれたりしたのかを見ていた。
「入口の分析」である。
そう考えると、むしろ今回の方が怖い。
PVが少ないと思っていたときは、「記事が開かれたけれど読まれなかったのかもしれない」と考えていた。
でもビューが少ないとなると、もっと手前の話になる。
記事がつまらない以前に、表示されていない。
タイトルが弱い以前に、表示される機会そのものが少ない。
読者の入口が狭いどころか、入口の看板があまり出ていない。
そういう可能性が出てくる。
どこに表示されるのか。
誰のタイムラインに出るのか。
検索やおすすめのどこに置かれるのか。
そういう、note側の表示アルゴリズムにも大きく左右される。
さらに言えば、noteには個人向けの投稿だけでなく、法人向けの機能や有料の分析環境もある。
無料の個人アカウントで、ただ記事を置いているだけでは、見える数字にも、見られる場所にも限界があるのかもしれない。
これまで私は、「読まれない」という言葉で考えていた。
でも、ビューが少ないということは、その手前の「表示される機会」から少ない可能性がある。
本文が弱い以前に、入口の看板があまり出ていない。
これはなかなか残酷な話である。
表示すらされていないなら、どう見つけているのか
読まれていないと思っていたが、そもそも読まれた数を見ていなかった。
ビューが少ないということは、表示すらあまりされていない可能性がある。
そうなると、今度は別の謎が出てくる。
では、いつもスキをくれるフォロワーさんたちは、どうやって私の記事を見つけているのだろう?
タイムラインなのか。
わざわざ私の名前をクリックして、新しい記事を探してきてくれるのか?
※これは私がよくやる方法
たまたまだったのか。
それとも、表示回数17の中をくぐり抜けて来てくれているのか。
だとしたら、むしろすごいし、ありがたい。
表示すらされていないかもしれない記事を、誰かがどうやって見つけてくれているのかは、永遠の謎になりそうではある。
解明される日はくるのだろうか。
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