ハンバーグが美味しくない理由を保育園児は知っていた【子育て奮闘シリーズ】
上の娘が、まだ保育園に通っていた頃の話だ。
その日は発表会だった。
ご褒美に何が食べたいか聞くと、娘の答えはあの某ハンバーグのお店だった。
土曜日の昼。
店は超満席だった。
ようやく待ちに待ったハンバーグが運ばれてくる。
ひと口食べる。
「……美味しい……うん。美味しい?」
でも、私と妻は顔を見合わせた。
「……なんか足りひんな」
味?
焼き加減?
肉?
考えてもわからない。
その時、娘がポツリと言った。
「ジュージューゆーてないな」
足りなかったのは味じゃなかった。
鉄板から聞こえる音。
立ち上る湯気。
目の前に届いた瞬間の熱。
多分、焼き上がってから運ぶのにお客さんが多いから時間がかかったんかな。
大人は頭で考える。
でも子どもは、五感で感じる。
娘よ、今日の発表会より正直面白かったで!
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