【生活の知恵】「そのうちやる」は一生やらない
人はよく言う。
「そのうちやります」
「落ち着いたら始めます」
「時間ができたら挑戦します」
どれも自然な言葉だ。
しかし人生を振り返ると、
その“そのうち”は意外とやって来ない。
仕事が落ち着いたらと思っていたら、
また別の仕事が入る。
子育てが終わったらと思っていたら、
今度は親の介護が始まる。
お金が貯まったらと思っていたら、
別の出費が生まれる。
人生は不思議なもので、
完璧なタイミングなどなかなか訪れない。
だから多くの夢は、
能力不足ではなく先延ばしによって消えていく。
本を書きたい。
資格を取りたい。
旅行に行きたい。
会いたい人がいる。
やりたいことはある。
それなのに動かない。
すると一年が過ぎる。
三年が過ぎる。
気づけば十年が過ぎている。
そんなことも珍しくない。
もちろん慎重さは大切だ。
準備も必要だ。
しかし準備ばかりしていると、
人生は終わってしまう。
実際に行動する人を見ると、
完璧な状態で始めていない。
不安を抱えたまま始める。
自信がないまま始める。
準備不足でも一歩を踏み出す。
だから前へ進む。
人生の差は、
才能よりも行動の差なのかもしれない。
また、
年齢を重ねるほど時間の価値が分かる。
お金は取り戻せる。
失敗もやり直せる。
しかし過ぎた時間だけは戻らない。
だから本当にやりたいことがあるなら、
「いつか」ではなく「少しだけ今」やってみる。
本を一冊買う。
申し込みをする。
連絡を取る。
小さな一歩でいい。
人生はその積み重ねで変わる。
「そのうちやる」
は便利な言葉だ。
しかし時として、
夢を遠ざける言葉でもある。
人生は思っているより短い。
だからこそ、
本当に大切なことほど後回しにしない方がいいのだと思う。
