【仕事・働き方】「挨拶文、苦手で」その一言から始まった会社案内づくり
岡山で情報加工や印刷に関わる仕事をしています。
ある機械加工会社の会社案内づくりをお手伝いする機会がありました。
打ち合わせの冒頭、社長がこう言いました。
「挨拶文って、苦手で。何書いたらいいかわからないんですよね」
「じゃあ、一緒にここで作りましょう」
そこから、話を聞かせてもらいました。
最初は、設備のことや対応できる加工の話が続きました。
どんな素材を扱えるか、どんな依頼に応えられるか。
設備や加工だけなら工場のスペックが同じであれば
似たような回答になります。
これだけでは会社のらしさにつながりません。
もう少し聞いてみよう。
さまざな角度の質問をすると、こんな言葉が出てきました。
「どのタイミングで依頼をもらっても、できる限り対応したいんです。この業界は生産計画が決まっていて、急な依頼はなかなか入れられない。だけどうちはその場で判断して極力対応するのよね。」
納期調整も影響し、見積もりの回答に数日かかるのが、この業界では普通だということ。
でもこの会社様は、その場で判断してすぐ答える。
「お客さんが一番知りたいのは、お願いしたものがいつできるかだからね」
なぜそのように努力しているのか、もう少し聞いてみると、ふとこんな言葉が出てきました。
「仕事がなくなったときにも、人のご縁に助けていただいて。だからご縁を大切にしてくださる方の仕事、一生懸命やるんです」
人のご縁でいただいた仕事だから、どんな依頼にも誠実に応えたい。
その気持ちが、
迅速な納期調整・見積回答という形につながっていたのでした。
「挨拶文が苦手」とおっしゃっていた社長が、話すうちに自分の言葉で会社のことを語っていました。
ヒアリングをしていると、こういう場面に何度も出会います。
スペックや実績ではなく、ふとこぼれた一言の中に、その会社らしさが宿っている瞬間。
「言葉にしたことがなかっただけ」です。
人は、言葉ひとつで再び動き出す。
それを一緒に整理して、伝わる形にする。
そのお手伝いが、自分の仕事だと思っています。
・会社の想いをうまく言葉にできない
・社員や取引先に、もっと伝わる形で届けたい
そう感じていることがあれば、まずは雑談でもかまいません。お気軽にご相談ください。(壁打ちや雑談でも大丈夫です)
