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🤔【もしもシリーズ】!名探偵コナンの毛利蘭が「帰らん子を待つ灯」を聞いたら?〜信じて待つ強さ〜

縁側でウメばあちゃんがお茶をすすっていると、制服姿の女子高生が、少し寂しそうな顔で空を見上げながらやってきた。

ウメばあちゃんは、そんな彼女の表情を見て、あたたかいお茶をそっと差し出してニコリと笑いかけた。

「あんた、そげん遠くば見つめて、誰かば待っとるとね? まぁ、ここでお茶でも飲んで、少し休んでいきんしゃい」

「あ、ありがとうございます。……私、いつも待ってばかりで。なかなか帰ってこない幼馴染のことが、ふと気になっちゃって」

「ふふふ。帰ってこん人ば待つとは、しんどか時もあるやろねぇ。今日はな、あんたみたいに、ずっとずっと誰かば待ち続けた老夫婦の話ばしてあげようかね」

蘭がお茶の入った湯呑みを両手で包み込むように持つと、ウメばあちゃんは静かに語り始めた。ある村に住む老夫婦が、何年も前に村を出て行ったきり音信不通の息子を待ち続けていたという。

「その夫婦はな、毎日毎日、家の前の小さな石灯籠に火ば灯しよったんよ。『あの子がいつ帰ってきても、道に迷わんように』ってな」

「毎日ですか……。でも、何年も帰ってこないなら、村の人たちは『もう諦めたら』って言わなかったんですか?」

「言われたさ。『もう死んどるかもしれん』って心無いことば言う者もおったとよ。ばってん、二人は『あの子は必ず帰ってくる』って、灯ば消すことは絶対にせんかったんじゃ」

蘭は少しうつむき、手元の湯呑みを見つめた。その目には、いつ帰ってくるかわからない新一の姿が浮かんでいるようだった。

「……信じて待つって、すごく苦しいですよね。でも、その灯りは、息子さんを照らすだけじゃなくて、おじいさんとおばあさんの『心』を支える灯りでもあったのかな」

「ほんなこつ、その通りたい。何十年も経ったある冬の夜にな、雪の降る中で、とうとうその灯りを頼りに、息子が帰ってきたんよ。立派になってな」

蘭はハッとして顔を上げ、少し潤んだ瞳でウメばあちゃんを見つめた。

「息子さん、帰ってきたんですね……! きっと、どれだけ遠くにいても、その灯りはずっと心の中で光ってたんだと思います」

「そうたい。信じて待つっちゅうのは、ただの我慢じゃなか。相手の無事ば祈り続ける、一番強くて深か愛情とよ。

「……はい! 私も、どんなに遠くにいても、ずっと信じて待ちます。だって、絶対に帰ってくるってわかってるから。……わたしは待ってるから、ずっと待ってるから……!

蘭の顔からはすっかり寂しさが消え、力強い笑顔が戻っていた。ウメばあちゃんは「その笑顔が一番ばい」と優しく微笑み、空になった湯呑みにもう一杯、あたたかいお茶を注ぐのだった。

【編集後記】待つことの意味

私たちは、すぐに結果が出ないと諦めてしまったり、待つことを「無駄な時間」だと感じてしまうことがあります。しかし、物語の老夫婦や蘭ちゃんのように、誰かを「信じて待つ」という行為は、それ自体が深い愛情の証拠です。帰ってくるかわからない人を待つことは苦しいものですが、その灯りをともし続ける「強さ」こそが、最終的に大切な人を導く道しるべになるのかもしれませんね。

第044話『帰らん子を待つ灯』の原文はこちら

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#もしもシリーズ #ウメばあちゃん #名探偵コナン #毛利蘭 #日本昔ばなし #信じる心

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