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『LE SAMOURAÏ 』を映画館で見たら、ほんと土曜の朝早くから渋谷まで来て良かったと思った



Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下で2026年4月24日(金)から上映開始となった JEAN-PIERRE MELVILLE (ジャン ピエール メルヴィル)監督作品
LE SAMOURAÏ 』  仏 1967年公開
主演 Alain Delon(アランドロン)


上映は現時点では今月末4月30日迄、5月以降は未定とのことです。(詳細は下記サイトからご確認ください)




ストーリー(ネタバレなし)
退廃的で荒廃したアパルトマンの一室で⼀⽻の⼩⿃と暮らす殺し屋のジェフ・コステロ(アランドロン)
あるナイトクラブでいつものように任務を遂行したジェフだったが、不意にそこで働くピアニストに自分の顔を目撃されてしまう...





この映画は冒頭から秀逸です。

少し引きの画角のジェフの住むアパルトマンの一室。
キャストの字幕が次々と出てきながら冒頭少し長回しのオープニングとなるですが、もう最高なんです。その画がめちゃくちゃかっこいいんです。しょっぱなからこの映画に落ちることになります。

ジェフはベットで横になってタバコを吸っていますが、はじめはその姿がはっきりとは見えません。しかしタバコの煙があがることで、あ、そこにアランドロンがいると分かります。そのシーンの醸し出す退廃的であるのに全体的に美しさが宿る映像は、一見の価値ありです。


そこから一貫して芸術性の高い映像が綿々と続きます。それを見ていられるだけでも大満足できます。無論ストーリー自体にもとても引き込まれます。


映画はパリが舞台ですが、決して、キラキラとか、映えとか、華やかな とか、そういう類の映像ではありません。そこで暮らす人の視点を借りた生のパリが見えます。


この映画はアランドロンのセリフが極限まで少なく彼の醸し出す雰囲気や所作で素晴らしい演技力を見せつけます。監督がアランドロン以外この役をやれる者はいない、と言わしめた理由が見ていてとても伝わってきます。



一番印象に残ったのは、ジェフが負傷した腕を1人部屋で応急処置をする少し長めのシーン。ジェフの生き方と孤独を淡々と見せつけられます。ここまでどんな人生を辿ってここにきたのだろうという想像もかきたてられます。




とにかくこちらの映画、全編通してめちゃくちゃかっこよく、秀逸。ほんとにおすすめです。



最後に

今日の上映は朝10:00入場開始、10:20放映でした。
いつも早起きしてる方や朝活などやられている方からすれば、朝10:00なんてちっとも早くないでしょうが、わたしは何にもない土曜はあまり早起きはしないので、まぁまぁ早いスタート。
それに合わせて "早起きして渋谷に行く"ってことが特別でした。(待ちきれない若者みたい 笑)


今日は上映後にフランス文学者であり、映画評論家の中条省平さんと、映画DVD/Blu-ray制作者の山下泰司さんのお二人によるミニトークイベントがあって、映画のシーンの説明や、監督やアランドロンに関するお話なども聞くことがてきて、ほんと大満足でした。




今日は一日映画の素晴らしさで酔っていられそうです。最高ですね。


皆さんも良い週末を

Eva



わたしはここnoteで、フランス又はフランス語に関する情報、そしてそこから想う感情など、つらつら書いております。

マガジンで記事を分類してまとめてもありますので、よろしければそちらもご覧になってください。

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