成功体験は、時に足かせになる-価値観リセットのすすめ
はじめに
自分の持っている前提条件や価値観が古いままだと、もったいない意思決定になりかねません。
先日の三連休、北海道へ行った際に旭川→札幌への移動に、憧れだった特急カムイに乗りました。(カムイはアイヌ語で神という意味)

特急なので停車駅は少ないのですが、移動中にチラッと、とある看板が見えました。なんと書いてあったかというと「旭川-札幌へ新幹線を開通させよう!新幹線で座って楽々通勤!」というものでした。
おそらく旭川-札幌間に新幹線開通を目指している層としては、今後も人口がきっと増えること、そして新幹線が開通すれば街が賑やかになることを疑っていないのだと思います。ただ、普段の木下斉さんのVoicyを聞いている限り、そのような思い込みはかなり古い価値観であると言わざるを得ず、「未だにかつての発想で街づくりを目指しているのか…?」という違和感を覚えたのでした。
時を同じくして、木下斉さんのVoicyでも今日、「農家は多ければいいという昭和的価値観」についてお話されていて、この新幹線の話とも重なりました。
この2つのインプットを通じて、「なぜ今でもこんな前提で意思決定がされるのか?」と疑問に感じたのです。
なぜ昔の価値観が更新されないのか
上記の新幹線や、農家の話での意思決定が爆誕する理由として、「過去の成功体験」に縛られてしまう点が考えられます(例:○○市は新幹線開通で賑やかになった、など)。
「これでうまくいった」という体験がいつの間にか絶対解になってしまうわけです。またそこに同調圧力として、昔ながらの考えを否定すると叩かれる空気も影響すると、違う意見を出しにくくなるのだと考えます。
このような構造で意思決定が行われてしまうと結果として、現実は変わっているのに、前提条件は昔のまま使われるという謎の現象が起こるのです。
価値観を疑うこと=意思決定の精度を高めること
街づくりに限らず、自分の普段の意思決定でも、「今、自分が持っている前提は現実に合っているか?」と、一歩立ち止まるプロセスが必要と感じます。
「誰かが言っていたことを丸のみしていないか」
「思い込みや惰性で決めようとしていないか」
といった具合です。
例えばキャリアの界隈だと、十年ほど前までは転職35歳限界説なんてものがありました。ただ私が見ている限りそんなものは今や死語で、人材の供給制約も相まり、職種によっては特に私が今在籍するような小さな企業にとっては年齢でとても選り好みなどできない状況です。
過去の価値観に囚われて、自分は35歳過ぎてるからもう転職なんかできない、などと落ち込むのではなく、もし転職に興味があるなら実際に転職サイトに登録するなり、転職できる可能性を調べてみるなど、自分の思い込みは本当なのか確かめつつ、具体的なアクションに落とし込むことを強くお勧めします。
このような感じで、自分の価値観を意識的に点検することがズレた判断を避ける鍵ではないでしょうか。
おわりに
意思決定を誤らないために、最初にすべきは「価値観の点検」です。かつては正解とされていたことも、現代では「???」と通用しないこともあります。
まずは今の前提に即した価値観へのアップデートが大事ではないか、そんなことを特急カムイの車窓と木下斉さんのVoicyから考えたのでした。
それではまた!
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木下斉さんによると、列島改造論では旭川どころか稚内まで新幹線を開通させる予定だったそうです。電車好きとしては北海道を新幹線が縦断するのはなかなか胸熱ではありますが、単なる「お気持ち」で街づくりはアカンですからね。。
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