#366[エッセイ] さよならを言う勇気が教えてくれた、未来のためにできること
はじめに
プライベートだからこそ、むずかしい選択
「波風を立てないこと」と、「危機を放置せず真実を伝えること」の間に揺れたとき。相手と自分の双方に「安心」を生む方法を模索しました。最適な話をする、自分にできることは何か真摯に考えたかったからでした。
(約 2,200 字)
この少し前に、友人が詐欺師に大金を取られてしまいました。友人とはご縁が切れてしまいましたが、その人のことを想い、ずっと胸を痛めていました。
今日は、この経験を通して、わたし自身が感じたこと、学んだことを、もしよければ、あなたの心の片隅に置いていただけたら、という思いで書き置きます。
友人は、「排他的なコミュニティで得られる居場所」を「揺るぎない信頼」だと錯覚し、「自分たちの輪」に忠実な言葉だけを信じてしまいました。
それは、心の奥底にある孤独や不安からくる、安全な場所を守るための必死な抵抗にも見えました。
その後は「見栄」と「体裁」により、相手に都合よく支配され、理想という虚構に溺れ、生きづらさを抱え、いまだに苦しみながら毎日を過ごしています。
道徳的な問題、他者の苦痛に関心がなくなる瞬間
集団の力が強くなると、「完璧な私たち」という体面が崩れ、自分たちの生活が脅かされないように、道徳的な問題を切り捨ててしまうことがあります。
会社での不正、見て見ぬふり、隠蔽に走る人々。こうした場面で何よりも大切にされるのは「誰が言っているか」でした。それは、事実関係を凌駕し「内輪の安全」を優先する同調圧力、よく見かける光景です。
しかし、この同調圧力の背景には、生活の基盤が、特定の関係性に結びついていることの難しさがあると思います。例えば地方で、権力のある身内が生活の糧を握り、保身や体面のために、個人の成長する機会そのものが奪われていく場面です。
就労せずとも、親が遺した田畑を耕せば生活が成り立つという、どこか諦めにも似た現実。この生活基盤の存在が、「消費を中心に生きる者」への見下しから、特権意識が生まれ、心の自立を阻害し、依存の関係性を生むことがあるのです。その結果、個人の内省や、心の成長が妨げられ、当事者意識と責任感が希薄になることさえあります。
わたしはこの痛みに向き合うことを決め、自分に問いかけました。「いま何を云われ、このできごとから何を学ぶよう云われているのか」「このことで、何を失い、何を得るのだろう?」と。
自分のルールと、真っ向からぶつかること
このとき、誰かを正そうとしたわけではありません。ただ友人を救いたい。心から欲するものを手にしてほしいと心から願っただけでした。よい「欲」は自分を動かす原動力になるからです。しかし、その思いを口にすることは、わたしの長年の「波風を立てない」というルールと真っ向からぶつかりました。
友人の心の傷に寄り添い、彼らが「慰められたくない」という言葉の裏に隠された、過去のトラウマからくる自己防衛を理解しようと思いました。事実関係と気もちの受け止めのバランスに苦心、ただ、その人の目線、腰の高さに合わせて、その人にわかる言葉で話すことを模索していました。
それは、自身に課していた「素直に、直接的に語りなさい」という縛りを解き放つことでもありました。自分の心を偽らず、痛みを認め、相手と自分から目を背けずに向き合う。その中で、ひとつの確信を手に入れました。
相手と自分の間に、適切な境界線を引くこと
あなたももう、誰かの「正しさ」を証明する必要はありません。 ただ、心の羅針盤が指し示す方向に一歩ずつ歩む。それが「自らを導く道」です。
そして、この旅路で手に入れた新しい「誠実さ」の形が、相手と自分の間に、適切な境界線を引くことだと伝える言葉を探し始めました。それは、互いの尊厳を尊重し、過度に依存しない、新しい関係性の始まりでした。
これは、相手と自分の両方が、それぞれの足で立つための第一歩なのです。
私たちの心に「確信」が芽生えると、自身の心を縛っていた鎖を解き放つと同時に、新たな気づきをもたらしてくれます。
何かを正そうとするのではなく、ただ、自分らしく、前を向いて生きる。
この静かな選択こそが、他者の支配や悪意から、私たちそれぞれの心を、最も強く守ってくれるという確信です。
誰かの言葉で傷ついたとしても、その傷を乗り越えて、自分がより強く、よりしなやかに生きる姿こそが、何よりも雄弁に、そして静かに、あなたの存在を証明してくれます。この旅路の先には「しなやかに生きる」自分だけの居場所を見つける手がかりがあることでしょう。
このnoteは、ただ、私たちの心が正直でいられる場所を探すためのものです。私も、いつか友人たちが、心から安心して過ごせる居場所を見つけられることを願っています。
この経験を通じて、言葉を尽くさずとも理解し合える、真の絆を見つけました。それが、『友情』なのです。
お互いに支え合い、認め合う素晴らしい関係は、
人生を豊かにする大きな力となることでしょう。
<了, 本文 約 2,000 字>
動画
あなたを傷つけるような男にあなたを幸せにする資格はないわ
Song by うぴ子

ふぅ……。
この時間、なんとか「毎日投稿」間に合いました😆
また明日お目にかかりましょう。
いつもありがとうございます😊
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