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#328[制作日記]言葉が音になるとき、静かな手紙になる[SUNO]

創作は、未来の自分への道しるべ。小説も歌詞も、言葉の航海図のようなものですが、どれだけ言葉を尽くしても「伝えきれない余白」に伝えることの限界を感じ、打ちひしがれるとき。揺れ動く心、焦燥感、迷いを完璧には表現できないとき。音に命を与え、命を吹き込む。SUNOで音楽を作る過程のお話です。

(約 2,100 字)
#久藤あかり美術館


はじめに

制作過程で感じた「言葉が生きる瞬間」を、
創作の裏庭を一緒に歩くように、お話ししたいと思います。

鉛筆で描かれた色のないラフスケッチに、ほんのり色をのせると、そこに命が宿るような、命が吹き込まれたように感じることがあります。

まさか自分がAIで音楽を作って発表する、それも自作の歌詞を使用する。noteを始めた時には全く想像もしていないことでした。


この曲は、ちゃんと「生きている」

たとえば、SUNOで生成した『消えたいボクがひとりで泣きたい日』という曲。この曲は、泣きたい夜にそっと寄り添うような、静かな手紙です。

BPM ≒ 113、ニ長調。
SUNOで生成したあと、実際に演奏して、速度と調を測ったとき。

焦燥や孤独を描いた歌詞に、穏やかなテンポと明るい調性を重ねて、「希望」を感じて、惹かれました。

「明日」を「あすた」と読んでしまい、一旦ボツにした作品でもあります。この不完全さの中に、人間らしい愛おしさ、どこかユーモアを感じます。思い入れのある作品です。


言葉は、音になったとき、どんなふうに変わるの?

椅子に置かれている楽器が旋律を奏でる、という話。

ふと、思ったこと。

楽器を手にする、弓が弦に触れる、はじめに擦れる、音階になる、響く(ピアノの場合、ハンマーが弦に降りるまでの流れ)があり、楽譜の記号から離れ、奏でられ始めると、作曲家との対話から、楽器との対話へ移行する瞬間です。

楽譜が意味をなさないような感覚、
沈黙の対話を、AIで表現したいと思いました。


沈黙の対話、「これは自分宛てかもしれない」

昨年、記事は「手紙のように書く」と、届く、と実感するできごとがありました。

たとえば、コメントでのメッセージの中に、その方の「滞在時間」が感じられること。

深くお読みいただいたと、その方の「居場所」をみつけてくれたのかもしれないと、うれしくて、安堵感を覚えることもあります。(照れくささがありながらも、静かに受け取っています)

読み手が「これは自分宛てかもしれない」と感じることは、ジャンルや職業を越えて、言葉が届くことなのではないかと思います。


ヒトにこそ成し得る深い共感、哀愁とは?

言葉からメロディを、AIは瞬時に生み出します。

夕日をみて何を感じるか。
ヒトにこそ成し得る深い共感、哀愁です。
(参考書籍: 松本隆 言葉の教室 / 延江 浩 著)

わたしたちにしか書けない物語。
松本さん(作詞家)のお話を実感しました。


また、景色や色彩を心情として汲み取って一連の流れを物語にするのは、AIでも難しいようで「何が」「どうなった」「その後どう変わったか」を書かないと、曲が心に響きにくいこともわかりました。

歌詞には、重たい言葉を並べましたが、旋律に乗せれば、その方の抱える焦燥や孤独が、その人に手を差し伸べられる「誰かに届くかもしれない」という希望を感じ、お送りした曲です。


音楽にすることで広がる余白

言葉は言葉のままでいいと思うかもしれませんが、
音に変えてみると、
言葉が持っていた「余白」が、
旋律に乗って広がっていくのを感じます。

それは、自分でも知らなかった
感情の居場所に出会える瞬間なのかもしれません。


音楽は、言葉の余白を広げてくれる。
未来の自分への静かな手紙を書いてみませんか。

音楽にしてみたら、
未来の自分、だれかがもう一度受け取れるような気がして……


<了, 約 1,500 字>




あとがき

6月に「ハサンルの恋人たち」と言う遺跡を記事にしましたが、予想外の反響をいただき、驚きました。言葉が時間を越えて、誰かの心に届く瞬間に立ち会えたような気がして、殊更うれしかったです。

noteで誰かの時間と交差する瞬間、共時性シンクロニシティは、創作の原動力になります。偶然のスキやコメントに、静かな運命を感じることさえあります。

誰かの、静かな時間に寄り添う

正直、こうした心情を吐露することを恥ずかしく思う面もあります。思考を書くよりも作品を出したいと思いますし、もう少し素早く作品を送り出せたら、とも思います。

直感で書く、構造化されていない文。
意味が通りにくくても「生きている」ことがわかること。

偽りのない「本物の思考」がそこにあり、焦燥感や迷いを抱えながら、それでも言葉を差し出すーーそれは、記事の「核心」とも言えるような気がしています。

私の記事は、誰かの静かな時間に寄り添えたなら、それだけで十分です。


今日の記事は、こちらの記事(3話)が生まれる前の、リライトでした。
(4月に書いたつもりが、2月でした。すみません💦)


作詞の過去作品は、こちらからご覧になれます。


花瓶とペン立てを
きわどいところで間違える
AIのご愛嬌です
本日もお読みいただきありがとうございます😊


それではまた、次の記事でお会いしましょう!


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