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頑張って!は本当に禁句なのか



「頑張って」は本当に禁句なのか。

「うつの人に“頑張って”は言ってはいけない」
よく聞く言葉です。

たしかに、心も体も重く、食事もままならず、布団から出られないほどの状態の人に「頑張って」と投げかければ、それは刃になります。
「もう十分頑張っているのに、まだ?」と責められたように感じてしまうからです。


けれど、言葉は文脈で変わります。
その人が置かれている状況、そして発する人のまなざしによって、「頑張って」はまったく違う響きを持ちます。

ある日、クリニックに通う口数の少ない男性がいました。
「何もする気が出なくて、寝てばかりです」と。

でも私はこう伝えました。
「ここまで来てくれたじゃないですか。来るという選択をして、実際に足を運んでくれた。それだけでもう、頑張ってる証拠ですよ」

内服を止めるという判断をする人が少なくないからです。

また数ヶ月して、彼はこう言いました。
。。。。。近くのスーパーも行った。

小さな一歩です。でも、その一歩に私は胸が熱くなりました。
「わ〜、頑張ってるね、素晴らしい」
そう言葉をかけたとき、彼の表情が少しやわらいだのを、今も忘れられません。

これが正解なのかは何年経ってもわかりません。
というより、
正解の答えなどないのかもしれない。

「頑張って」は、無神経な命令にもなるし、あたたかい承認にもなります。
要は、その人の歩幅に合わせて「いまここまで来れたこと」を一緒に見つけられるかどうか。

そう思いながら、寄り添いたい。

ことばそのものが悪いのではなく、
どう届けるかがすべてなのだと思います。


誰かに「頑張って」と伝えるとき。
それは「未来へのハードル」を押しつけるのではなく、
「いまのあなたの歩みをちゃんと見ているよ」というサインであってほしい。

そして、その一言が誰かの「次の一歩」につながるのなら——
やっぱり「頑張って」は、悪い言葉じゃないのです。


心がいっぱいになる前に相談にきませんか?

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

えがおプラスありがとうを込めて〜


ひろみ

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