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京都亀岡 民具と回想法㉛【蚊取り線香】-当初 粉末状で使用-

みなさんはどんな物で夏を感じますか。なにで夏をイメージできるのか、いろいろ考えてみました。
今回は蚊取り線香です。

今も昔も、夏には蚊に悩まされ困りますが、蚊取り線香を辞書で調べてみると、「殺虫成分を含む除虫菊を原料とする線香」とあります。
商品としての除虫菊の栽培は明治18年(1885)にはじまり、当初は蚊取り粉として粉末状で使われましたが、明治20年ごろには棒状に変わったそうです。その後、長時間燃焼可能な渦巻形となりました。渦巻きのものは製造会社によって差がありますが、75〜90㎝の長い線香を渦巻きにしたもので、燃焼時間は7〜9時間だそうです。

蚊取り線香といえば、豚の形をした蚊取り線香入れが頭に浮かびますが、これにもちゃんと名前があって「蚊取りブタ」というそうです。そういえば、最近、あまりみかけませんが。

【平成19年8月3日金曜日付け京都新聞朝刊丹波版より】
※一部加筆修正。