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京都亀岡 民具と回想法㉝【蚊帳(かや)】-雷が鳴ったら隠れたー

ひと昔前、いや50年くらい前には、夏の夜、蚊に刺されないように、蚊帳(かや)に入って寝ていました。蚊帳とは、蚊を防ぐために網状のものを吊るして寝床を覆うものです。

回想法のセッションでは、蚊帳について「四畳半のものや六畳のものがあった」「蚊帳は運ぶのにとても重たかったけど、蚊帳をたたむことが子どもの仕事だった」「蚊帳には兄弟で、4人くらいが入って寝た」との様々な話が出ました。さらに「雷のときに蚊帳に隠れた。蚊帳は麻でできているから、雷が落ちないので、安全」とのことでした。
本当に蚊帳に入っていれば雷が落ちないのかは分かりませんが、ほかにも雷が鳴ったら蚊帳に入るという方がいらっしゃいました。

また、以前紹介した蚊取り豚ですが、使ったという方は全くいらっしゃらず、意外でした。蚊取り線香を蚊帳の中で焚(た)いてから、ふとんを敷いて寝たそうです。
【平成19年8月17日金曜日付け京都新聞朝刊丹波版より】
※一部加筆修正。