《ヒビキ構造 日常編》第1話 大人にとっての便利は、子どもにとって経験の省略になることがある
学校の教育現場で、「デジタルに変えたら、逆に能力が落ちた」という話が出て、海外では紙に戻す動きもあるらしい。
一方、日本は今、デジタルを進めている途中のようだ。
こういう話を見ると、「紙がいいのか」「デジタルがいいのか」、どちらが正解かを考えたくなる。
でも、ヒビキ構造で見ると、少し違って見える。\
子どもは、世界との関係を成している途中
子どもは、
👀 見る
✋ 触る
✏️ やってみる
↩️ 結果が返る
🌀 また調整する
これを繰り返して、「こうすると、こうなる」を覚えていく。
たとえば、文字。
⌨️ ボタンを押す
↓
「あ」
デジタルでは、完成した文字が出る。
一方、紙に書くと、
✏️ 書く
↓
曲がる。はみ出す。大きすぎる。
↓
👀 見る
↓
🌀 また書く
同じ「あ」でも、毎回違う。
紙の感触。鉛筆の重さ。手の力。線の太さ。
子どもは、身体ごと現実と関わりながら、少しずつ世界を知っていく。\
デジタルは、途中を省いてくれる
デジタルは便利だ。
📱 タップする → 画面が変わる。
🔍 検索する → 答えが出る。
⌨️ ボタンを押す → 完成した文字が出る。
大人には、とてもありがたい。
でも、子どもが世界との関係を成している途中なら、省かれるものもある。
力加減。ズレ。失敗。違い。調整。もう一度やってみること。
つまり、
大人にとっての便利は、子どもにとって経験の省略になることがある。\
紙か、デジタルかではない
📖 紙
触れる。書く。ゆっくり関わる。
👉 深く入りやすい。
💻 デジタル
速い。探せる。繋げられる。
👉 広く回しやすい。
もちろん、紙なら必ず深くなるわけでも、デジタルなら浅くなるわけでもない。
大事なのは、
今、何を成している途中なのか。
子どもの頃は、
触る。書く。動かす。失敗する。またやってみる。
↓
🌱 世界との関係を成す。
その土台ができたあとなら、
探す。比べる。繋ぐ。広げる。
↓
🌍 デジタルで遠くまで行ける。\
まとめ
紙が正しいわけでも、デジタルが間違いなわけでもない。
大人には省いても困らないものが、子どもには必要な経験かもしれない。
身体で世界と関係を成す。
↓
その土台から、デジタルで遠くまで行く。
大事なのは、どちらが正しいかではなく、
この子は今、何を成している途中なのか。\
ひとこと
便利さの中で省かれたものが、育つ途中では、いちばん大事なこともある。
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