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面白すぎてページをめくる指が!

ついに、ウェイリー版 源氏物語を日本語に再翻訳した、あの本をゲットした!

100分de名著で全体の雰囲気は把握している。

雰囲気としては、あのレディ ムラサキが書いた、エンペラー(帝)、ワードローブのレディ(更衣)、ベッドチェンバーのレディ(女御)たちのお話、ヒカル•ゲンジ、レディ•コキデンが大活躍!です。

末摘花はサフラン姫と訳され、異国のお姫様だったという解釈も目から鱗ですよ。

昨年話題になってから、地元の図書館では争奪戦だった。

宇治十帖は人気がないのか、4巻目はたまたま読むことができた。あの辺よくわかんないんだよなーと思ってページをめくる。

しかし!退屈だと思っていた宇治十帖にめっちゃ引き込まれて一気読みしてしまった。かなり分厚いんだけど、ずっと同じところをウロウロしてるような漂ってる感じの文章が続く。今時の洗練された現代小説みたいで、一番面白いかも。

それからしばらく忘れていたけど、この夏、本屋さんで運命的な出会いをしたのです。なんと4巻揃ってる!即決して連れて帰りました。

本としての圧倒的な存在感!ページ数!文字の小ささ!意外と軽い!
フォント、ルビ、装丁、紙、引用、解説、と鑑賞ポイントが多すぎる!
これを出版するのはとてつもない作業だったろうなと感謝、尊敬。

1巻目からおもしろい。ただの導入だと思ってた『桐壺』が深い。自分が夫婦の機微、嫉妬という感情に共感できるようになったからだと思う。エンペラーも、キリツボも、コキデンも、人間味があってとても身近に感じる。

仕事とプライベートを分けること、それができない立場の孤独、権威、振る舞い、感情の機微、人の欲望とは、等々の解説になってる。

現代まで、身分の高い人の教養としてバイブルになってるのわかる。

いいなー平安時代にリアタイしたかったな。これを毎週のように新刊を読んであれこれ考察しあいたい。

個人的には、コレクションとか宝物が好きなので、貢ぎ物の描写がワクワクする。やんごとなき方々相手のイベントの企画、準備、配慮とか細かい描写は、もうマニュアルを読んでる気分。お仕事漫画みたい。

あと、帚木の、女性への洞察が鋭い。時代を越えてる。このままエッセイとして発信してもいいと思う。斜で、冷静で、ちょっと意地悪な視点。登場人物に語らせてるのがイイ。当時、モデルが誰か?で炎上するのもわかる。

話は章をまたいで繋がってたり、飛んでたりする。どこを切り抜いても面白い。

あと、個性的なお姫様たちもいいけど、脇役の生立ちや背景が面白い。

エピソード一つずつが、違う切り口のドラマになる。BGMつけてききたい。空蝉とか、流行の女性向け漫画みたい。

夕顔と若紫は、ちょっとリアルすぎてドン引きした。作者の視線が冷静なのが逆に不穏でこわい。主人公は何でも許されて読者もキュンキュンしてるけど、バチがあたる運命がまっているんじゃないか?

若気の至り、欲望の卑しさ、己の心のままに動くことの残酷さ。青春映画特有の、心が痛い感じを味わっている。

さてさて、また続きを読もう。

イイところがあったらnoteに記録しよっと。

強い感情が飛び交うパレスを舞台に始まる源氏物語。『桐壺』だけで泣いちゃう。

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