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小学生の私が初めて買ったレコード『微笑がえし』キャンディーズ

初めて買ったレコードは、キャンディーズの『微笑がえし』。1978年リリースの名曲である。
私は小学校低学年だったので、買ったというか親にねだって買ってもらったのだと思う。
思い返すと私の年齢的に、ファンになってまもなくキャンディーズは解散してしまったようだ。
なので手元にあったのはラストシングルのみである。

『微笑がえし』は、ご存知のとおりキャンディーズのシングル曲のタイトルがちりばめられながら、ひとつの世界ができあがっている。
小学生の私はこの凄い歌詞を書いたのはいったい誰?と思い、阿木燿子という作詞家を強く記憶し、のちに偉大さを知ることになる。

曲調は明るいお別れにぴったりで、ところどころに切なさがにじむ。
「お引越しのお祝い返しも済まないうちーにー」から「罠にかかったー」への展開には、小学生の私でもハッとした。
そしてラスト、「歩いてゆくんですね」。
3人が重ねる美しいハーモニーに涙ぐむ。今も。

レコードジャケットの3人は色違いの花柄ワンピースを着ていて、ふわふわした布の風合いまで
記憶のなかにある。

B面の『かーてん・こーる』は、当時の私には少し地味に思えた。
A面のように心踊る瞬間はなく、ふわふわのワンピースの3人を眺めながら、レコード針を落として聴いてみても、ただ静かに流れるだけの曲に感じていた。
それが今あらためて聴くと、とても心に沁みる。
子どもの頃には地味だった曲が、時を経て特別なものになる。自分の歳月を重ねてしまう。

小学生の私が感動した歌詞やメロディ、ジャケットの可愛さは、いまもなお私をときめかせてくれている。
『微笑がえし』は現在も私のプレイリストに欠かせない、大切な曲である。

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