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元気だった9歳の息子が、悪性リンパ腫と診断されるまで①|最初の症状は「胸の痛み」

2026年6月21日 最初の症状

この病気の最初の症状だった「胸痛」が出現したのは、2026年6月21日。
この日は、習い事で続けている剣道の大会の日でした。
朝、会場へ向かう車の中で、

「胸痛い」

とぼやく息子。
息苦しさなど、ほかに気になる症状はなさそうでした。

(試合前だし、緊張してるのかな)

そのときの私は、精神的なものだろうと軽く考えていました。
実際、試合が終わるころには胸の痛みもすっかりなくなり、友達と元気に遊んでいました。
だから、この時点ではまさか病気の症状だなんて思いもしませんでした。

6月25日 再び胸が痛い


それから数日は、特に症状もなく過ごしていました。
ところが6月25日。
仕事が終わるころ、息子からLINEが届きました。

「胸痛い」

この日は剣道の稽古がある日。

(また剣道の日か。もしかして稽古が嫌なのか?)
(症状が出るほど嫌なら、一旦休ませてみようか)

そう考えて、その日の稽古は休ませることにしました。
ところが、休んでも胸の痛みは治まりません。
夜になると痛みで眠れず、今度は「右の脇の下も痛い」と言い始めました。
自宅にあったアセトアミノフェンを飲ませると、少し痛みが落ち着いたようで、ようやく眠ることができました。

さすがに、ここまで痛がるなら精神的なものだけではないのでは?

そう思い、翌日病院へ連れて行くことにしました。

6月26日 小児科を受診


念のためレントゲン撮影のできる病院を調べ、近所の初めて行く小児科を受診しました。

これまでの経過を先生に伝えます。

胸の真ん中あたりを押すと痛がることから、精神的なものではなく、肋骨や肋軟骨の小さなヒビや炎症などの可能性があるのではないか、という話でした。
ただ、こうしたものはレントゲンを撮っても映らないことも多いとのこと。

まずは痛み止めを5回分飲んで、それでも改善しなければ検査をしましょう、ということになりました。

ただ、胸を打った覚えがない。
剣道ではしっかり防具を付けています。
息子に聞いてみても、
「ぶつけたりしてない」
と言います。

少しすっきりしない気持ちは残りましたが、この日は先生の言葉どおり様子を見ることにしました。

6月28日 今度は整形外科へ


処方された5回分の痛み止めは、すぐになくなりました。
薬を飲めば一時的に痛みは和らぐものの、効果が切れるとまた痛くなる。
そして、良くなっている様子もありません。

「やっぱり何かおかしい」

6月28日
この日は日曜日のため先日行った小児科は休診。
日曜日でも診療を行っていた整形外科を受診しました。
整形外科では胸部のレントゲンを撮影。
結果は、骨に特に異常なし。
小児科で言われたのと同じように、「レントゲンには映らないこともある」と説明を受けました。

1週間分の痛み止めを処方してもらい、
「1週間経っても改善しなければCTを撮りましょう」
ということになり、その日は帰宅しました。

やっぱり少し納得はいかないものの、
「今は様子を見るしかないな」
そう思っていました。

ところが、その翌日。
息子の様子が明らかに変わりました。

6月29日 「水の中にいてるみたいに苦しい」


朝から37.6℃の発熱。
胸の痛みも変わらず続いていました。
アセトアミノフェンを飲むと一時的に熱は下がりますが、効果が切れるとまた上がる。
最終的には38.6℃まで上がりました。
さらに、乾いた咳も出始めました。

そして夜。
横になると息苦しいと言い始めます。
「水の中にいてるみたいに苦しい」
「寝るのが怖い」

息子がそう訴えました。
この言葉を聞いたとき、さすがにおかしいと思いました。

(訴えが具体的すぎる)
(肋骨にヒビが入っているとしても、この呼吸苦は何?)
(肺炎か何かも併発してる?)

この時点でも、私の頭の中に「がん」という言葉はありませんでした。

ただ、
「これはもう一度、病院に連れて行った方がいい」
そう思い、翌朝また受診することにしました。

この翌日、息子はそのまま緊急入院することになります。

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