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人は合理性だけでは生きられない話

私には、平日は毎日と言っていいほど必ず一度はやることがあります。

それは、エスプレッソをドッピオ(ダブル)で飲むことではありません。

やたら声の大きい同僚にあいさつすることでもありません。

もう、わかりますよね?

そうです。
ExcelのフォントをMeiryo UI に変更することです。

あ、メイリオじゃありません。Meiryo UI です。

この「UI」が大事です。
でも何が大事なのかはわかりません。

線の太さ?シャープさ? ど素人なのでわからない。
ただ、なんかイイ感じ。


食べ物で言うとメイリオはちょっとこってり。
存在感がある。
「俺、フォントです」という顔をしている。

Meiryo UIはすっきりしている。
画面にとけこんで邪魔をしない。

文字が主役じゃなくて、書いた中身が主役になれる感じ。

フォントを変えたら、お次はサイズですよね。
10にする……9かな??やっぱ最近は10かも。
毎回、ちょっと迷う。

10はゆったりしていて読みやすい。
9はきゅっと引き締まっていて、なんかかっこいい。

気分と作業内容によって正解が変わる気がする。

ここまで読んだ聡明な読者諸子なら思うだろう。

「Excelの初期設定を変えればよくない?」

……そうなんですよ。
私もね、別にそれでもいいんです。

オプションを開けば、デフォルトのフォントもサイズも変えられる。
一度設定すればもう毎回やらなくていい。合理的です。

でもさ、毎回ひと手間かけてフォントを変えるってのが良くない?

Ctrl+Aして、フォント選んで、サイズを10にして
あ!やっぱり9にしようかな?
…この逡巡が、その日のコンディションを計るバロメータ。

儀式って、そういうものだと思います(?)

誰かに勧めるような話じゃないし、伝わらなくてもいい。
ただ、Meiryo UIの10pt(か9pt)でないと、仕事を始めた気がしないのだ。

要するに、だから何だということである。
人は、合理性だけでは生きられない。


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