夢を再び。ファシリテーションルーム番外編【ボイトレ教室発声練習編】
ーなんのはなしですかー
なんのはなしか、聞かせてください
物語 通称 #なんはなルーム です。
これはスタジアムに打ち上げたジェット風船、その夢の続きのボイトレ教室番外編第2弾 発声練習編です。
第1弾 ボイトレ教室に行く はこちら
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ジェット風船をスタジアムいっぱいに飛ばしたあの夢のようなひとときを胸に、ジェット風船がスタジアムの外の世界へ空高く飛んでいく姿をみたい、そんな熱い想いを抱いてた社員たちが奮闘するドリーム社、その一員である保健ルームの降谷 玲花 ニックネーム 〈ベル〉は何か貢献できないだろうかと考え朗読に取り組んだ半年であった。
朗読では声に出して伝える気持ちよさ、聞いてくれた方からの気持ちを受け取って少しずつだが自信もついた。録音中心の発信なのだが、11月はついにseedさんの朗読ライブにも登壇。直前に風邪を引いてしまった健康管理の甘さ、喉のケア不足を痛感したが、なんとか朗読することができてほっとしていた。それに場所は違えど同じ時を過ごしている、好きなアーティストの言葉をかりると『今、私達には時差がない』そんな関係性を持てたことに深い満足感をを味わっていた。
だから、seedさんの『12月はトークにしようと思っています。ベルさん出演していただけませんか。』そんなお誘いについ『はい、喜んで』なんて答えてしまった。seedさんは灰原と同じく高知出身である。そして顔が広くボイトレ教室の奈良先生とも親しくしていた。そう奈良先生とベルも高知出身、そんな縁もあった。
「良ければみんなでオープニングに土佐弁トークをしましょう。」その声と同じく穏やかで軽やかな提案につい、はい、と答えてしまったのだ。
ベルの不安はボイトレ教室、奈良先生の顔を見ると一気に噴き出す。
「奈良先生~~、どうしよ、どうしよ。私、自分のトークの声、嫌いなんです。朗読ならそれなりに練習して自分でも聞き直せるんだけど、トークだけはしゃべってる内容も声も、もう全然ダメで恥ずかしいです。」
「……フルベルちゃん……..」
奈良先生は、最近、私のことを、降谷のフルとベルを組み合わせてフルベルちゃんと呼ぶ。
「奈良先生が一緒なのは心強いんだけど、私の声、あ~~~。ほんと、なんとかならないかしら。」
「はい?呼びました?」
好奇心いっぱいにボイトレ教室を眺めている女性が振り返ってキラキラした瞳を向ける。
「あ、ごめんごめん。呼んでないわよ。というか紹介するのが遅れたわね。奈良先生、こちら〈ああああ〉さんです。」
奈良先生はニヤッとして「勇者さんね。こんにちは。」と答える。
「それにしても ああああ ってなかなかきれいに発声してもらえないんじゃないの?」
「分かりますかぁ?でも好きなので()」
「それも分かるわ。それに好きでつけた名前、きれいに発声してくれたらうれしいわよね。」
〈ああああ〉さんはすっかりもう奈良先生に心を開いたたのだろう。うつむき加減になったその顔の頬がぷくっと膨らんだことで見て取れた。
「今日はほんとは、灰原さんと来る予定だったんだけど、大事な会談に立ち会わなくっちゃいけないんだって。なんはなルームを手伝っている商品開発部の〈ああああ〉さんを紹介してくれたの。」
「彼女はもうすっかりなんはなルームのエースだよ。きっとなんはなルームの目的をよく理解していいカードを切ってくれるさ。路地裏フェスの土佐弁トークも俺はちょっと無理そうだけど、ベル頑張ってな。」
そういって彼は彼で何かに取り組もうとしている様子だった。あ~~~、なんか大丈夫かしら。そっちも心配。
だけど、だけど、トークよ、トーク。私の声よ。やっぱりそれが一大事だわ。朗読のイメージで聴いてくれる人がいたら、あの土佐弁よ、それにミョーなスイッチが入ったら笑いながら話すし、話しながら笑うし、しかもそんなにオチないし、声笑いで震えるし、あ~~~、寒いわ。どうしよ、どうしよ。あ~ん、ど う し よ う ~。
「奈良先生。面白い話を素で面白く喋れるようになりたいとは言わないわ。でも、いい声で話したい。お願い助けて、、。どうすればいい?!」
奈良先生は、少し左斜め上を見上げたあとしっかり目を合わせて確信に満ちた声でベルに伝える。
「そうね、フルベルちゃんは今までなんども朗読原稿を読んで、文章のイメージをつかんでイメージに合わせて発声してたでしょ。それが、フリーのトークだと話しながらだからイメージも声もフワフワっとしたまま出して、それが不安感に繋がっているってことはないかしら。」
「分かります?先生みたいに、イメージがまるで見えてるように力が宿った声で言葉を話せたらいいのに。そこは頭の回転というか、何か、能力の使い方みたいなのが違うと諦めてはいるんです。」
「そんな風に感じているの?確かに人によって言語化して声に出すプロセスは違うと思う。でもそれでトークが苦手になるのはもったいないわ。声が安定すれば、安心感を与えることができるから、それが自分にかえってきてトークも安定して好きにもなるんじゃないかしら。」
「ちょうど、この間ちらっと来てくれてたYUMI先生が発声の講座をしてくれてたのよ。まだ部屋にいるはずだからちょっと行ってみたら。」
〈ああああ〉さんと顔を見合わせうなづきあって講座ルームに向かう。声を安定させるってどうすればいいんだろう、そんなことを考えながら。
部屋に入ったところにはその髪の毛の色とカールの軽やかな雰囲気そのままの女性が、その雰囲気そのままの声でまっすぐ問いかけた。
「ここに何かご用事でしょうか。確か前にお見かけしましたね。」
演台には常温の水が置いてあり、その水を喉を潤すようにゆっくり飲み込んだYUMI先生から出る声は、水分が7割、いや9割あるかのようなしっとりと潤いのあるなめらかできれいな音をしていて、ひとつひとつ連なって流れるように聞こえてくる。
あ~~~、素敵。いつまでも聞いていたくなる。ベルは甘い声色を心の中でリフレインさせてから答えた。
「はい、YUMI先生。先日はお忙しいところ急に声かけてしまったのにアドバイスありがとうございました。YUMI先生のお声大好きなんです。私、話す声が全然好きになれなくて。きっとすごくケアされているんですよね。ケア方法教えて欲しいです。」
「それがですね、ちっとも喉を労わるとかしていないんです。恥ずかしながら。でも、発声練習はしっかりとしています。」
そう一つ一つの音がゆっくりとしたテンポで流れてくるがしっかりと心には届いて留まる声だ。
そんな声を目指したい。
「どんな練習をしているんですか。どうか教えて下さい!」
その勢いにとまどいながらもYUMI先生は、普段から発声練習に使っているという北原白秋の「あめんぼ赤いな」を一音一音、大切にするように発声してみてくれた。声帯を感じる距離で聴ける僥倖を噛み締めながら、類まれなる声質も持ってして、なおも努力するYUMI先生にただただ見とれ聞きほれるひとときに我を忘れるベルだった。
その日の帰り道
YUMI先生凄かったわね、と興奮気味にしゃべり続けるベルを〈ああああ〉はじっと観察していた。YUMI先生に夢中になって練習することなどすっかり頭から抜けて落ちてしまっているベルをじっと見ていたのである。
数日して、ベルにメールが届く。
差出人 〈ああああ〉
タイトル あめんぼ赤いなあいうえを、なんのはなしですかと問いかける

なんとそこには、ドリーム社の社風、仲間とコニシ課長への想いがつまったしかし、ベースはあめんぼ赤いなの語感とリズムがしっかり刻まれている。ベルはこのイメージ、情感たっぷりの詩に一目見て心動いた。イメージも味わいながら、しっかりとした発声練習ができる。そう思っていると、テキストの下に音声ファイルも貼られていることに気がついた。
聞いてみてベルは驚いた。
この声、ええええ、YUMI先生!?すごい凄すぎる。
さすが勇者、さすが〈ああああ〉を名乗るなんはなルームのエースだわ。YUMI先生に練習音源を頂くなんて。私絶対に発声練習するわ。YUMI先生の声に合わせて〈ああああ〉さんの作ってくれた創作詩を。
「〈ああああ〉さん!」
いつもはギリギリに出社するベルだったが今日は早くいくのだ。何回もイヤホンでリフレインさせながら会社に急いでなんはなルームのガラス扉を勢いよく開けた。
「ああー、ベルさん。おはようございます。」
ああああ、ああ、抱き締めたい。
〈ああああ〉さん、という舌がもつれそうになりながら三度目にやっときちんと〈ああああ〉さんときれいに聞き取れる声で呼ぶことができた。
少し嬉しそうに膨らんだほっぺを見る。
えっと、なんのはなしですかバージョンのあめんぼ赤いな、すっごくいい!楽しい!ほんとにいい!
ありがとう。〈ああああ〉さん。
ちゃんと顔をみて、しっかり届いたことを確認する。
それから、またゆっくりお礼をいう。
作品も素敵で、それをまた…YUMI先生の音源を頂くなんて、大変だったんじゃないの。もう他の方は考えられないぐらい素晴らしい音源で。整音も効果音もプロの仕事よ。これは。もうこんなことができるYUMI先生もあなたも、なんてことかしら。なんのはなしかしら。
#なんのはなしですか ですよ。
そうこっちを向いて言った。
#なんのはなしですか この音源のこのフレーズ
思い出しませんか?あの伝説のゴッホさんを。
ピンときたんですよね。あの講座ルームの椅子においてあったゴッホのカバン。それにあの声。ああ伝説の人だと。これはジェット風船を高く飛ばす、いや飛んでいくジェット風船だなと。
〈ああああ〉さんはこのゲームの勝ちすじがもう見えているのかもしれない。ベルに送ると同時に、なんのはなしですかバージョンの詩編をnoteに上げるや否やこの素晴らしいリリックはライブでラップを、今を、刻むことが決まった。
これはすごいプロジェクトよ。
全く灰原さんはなにをしてるのかしら。
微力で申し訳ないけど、もう今夜のことだものね。
しっかり告知をするわね。
一人でも多く夢を見る人に届きますように。
そして関わって下さった方に感謝を込めて。
〈ああああ〉さん
あめんぼ赤いなあいうえを、なんのはなしですかと問いかける。誕生記事
本日(12月14日22:10~)の路地裏フェスとラップ告知記事

路地裏フェス開催者 seedさん
本日は土佐弁コーナーもよろしくお願いします。
素敵な声で発声音源を頂きましたYUMI先生
欲しがりました!どーいてどーいて、こんなに素敵なが。ひとり占めにはせんがよ。みんなにきいてほしいがよ。ありがとうちや。土佐弁にもノリのよい優谷美和さん本日の路地裏フェスでもMCされます。
たのしみちや。
最新の記事はこちらです。フェス告知あり。
お次は、奈良先生 高知出身のこの方、本日のフェスで土佐弁コーナーMC三人組のおひとりです。
最新記事はこちら。皆さんしっかりフェス告知^^何時もの感謝の気持ちはストーリーにも折り込みましたがまだ足りない。まだまだふえる。よき導師で同志。

イラストだけでなく、本日フェスでも流れる曲の詩編も提供されています。
作曲はこの方 (なんはなニックネームはこれからです。)ハニハニ☆ナイト サイコーです!!
最新記事はこちら💖
昨日、スタエフで少し打ち合わせしておりまして、そこでまた無茶ぶりをしてしまいました。その日の夜に曲提供いただけるって感動です。
またこれがいいメロディーなのよ。今日は一日ご多忙とのこと、夜のフェスでまた時差のない私達になりましょう。
そしてこの曲に合わせて、また風の歌のナウシカさんが文章をつけてくれる予定です。ラップ?ラップ?ラップといえば
本日のラップ楽しみにしております。
またラップ仲間に入れてください。教えてください。
なんのはなしですか
いい出会いをくれてありがとう。
今宵の路地裏フェスで会いましょう。
(課長、回収してフェスに間に合う?)
皆さま、ありがとうございました。そして今夜のフェス、また年末にかけてと来年もよろしくお願いします。
(…欲しがりますねえ、と声が聞こえてきそうです。うっとりする声が)
#なんのはなしですか
「こんな繋がりと拡がりみたことない」
エンターテイメントを共創する未来へ
コニシ木の子とロジウラーズの作品となります。
音源はそれぞれのクリエイターさんに帰属します。
ありがとうございました。
