ジブリを見るために日本へ来た人。ColorSingシンガーmanaさんの、静かな情熱
ジブリ美術館に通いたくて、東京に残った
きっかけは、いつだって好きなものだった。
manaさんが日本語を学び始めたのは、アニメが好きだったから。その気持ちのまま、交換留学生として大阪の大学へ。そしてもうひとつ、彼女には譲れない理由があった――ジブリが大好きで、ジブリ美術館に通い続けたかったのだ。
「留学が終わったら、そのまま東京で就職しました(笑)」
本人はそう笑って振り返るけれど、これは案外、シンプルで強い話だと思う。好きなものに近づくために言語を覚え、海を渡り、生活の拠点ごと動かしてしまう。誰にでもできることではない。
現在は歌配信アプリColorSingで歌う傍ら、中国語ナレーションやゲーム・広告・企業教育資料のアナウンス、中国のテレビ番組の司会まで手がける。AI研究用の歌唱データや仮歌、映画のエンディング曲も歌ってきた。四柱推命や占星術の使い手としての顔もあり、中医学は趣味だという。肩書きだけを並べると欲張りに見えるが、根っこにあるのはずっと同じ――日本語という好きな言語、その先にある文化への興味だ。
「OL Singer」という原点
manaさんが音楽活動を始めたのは、「OL Singer」というプロジェクトがきっかけだった。会社員として働きながらも歌手になる夢をあきらめない女性たちを応援する企画で、ここから日本デビューを果たし、初シングル「The truth」をリリースしている。
「このプロジェクトをきっかけに、現在まで歌手として活動を続けています。私にとって、とても大切で貴重な経験です」
この言葉には飾り気がない。だからこそ、彼女にとってどれほど重い一歩だったかが伝わってくる。過去、3つのユニットで音楽活動をしてきた中で、一番の思い出として真っ先にこの名前が挙がるということ自体が、そのままひとつの証明になっている。
一方で、母国語ではない言語で違和感なく歌えるようになるには、相応の専門的なトレーニングが必要となる。外国人である彼女は、日本語の歌唱を専門に学ぶ必要があった。
アニソンシンガーMIQさんに教えを受けていた時期があり、MIQさんが休みの際には新井正人さんが代わりにレッスンを担当したこともあるという。こうした系譜の中で鍛えられた基礎が、現在300曲以上という日本語楽曲のレパートリーを支えているのだろう。
歌の先生・MIQさんの代表曲「ダンバイン とぶ」
新井正人さんの代表曲「アニメじゃない -夢を忘れた古い地球人よ-」
「manaちゃんの声は配信に向いているね」
ColorSingでの配信を始めたのは、2025年10月25日。きっかけは、同じ「OL Singer」のメンバーであるぽめこちゃんとカラオケに行った、ある日の一言だった。
「manaちゃんの声は配信に向いているね」
その言葉に背中を押されて申請し、今のmanaさんの配信が始まった。始めた当初は勝手が全くわからず、リスナーに教えてもらいながらの手探りだったという。
「温かく見守っていただいたおかげで、無事に2次審査を通過することができました」
そして、こんな風に続ける。
「本来は、配信者として私がリスナーの皆さんを楽しませる立場なのですが、実際にはいつも私のほうが楽しませてもらっています」
この感覚は、配信を続けている人ならではのものだと思う。届けているつもりが、いつのまにか受け取っている。2025年は本人にとって少し大変な一年だったというが、毎日配信を続ける中でたくさんの元気をもらった、と語ってくれた。

Uru、May'n、林原めぐみ――懐メロからアニソンまで
プロフィールに並ぶタグを見るだけでも、manaさんの音楽の幅がわかる。#Uru #May'n #林原めぐみ、##アニソン ##懐メロ ##JPOP。懐かしい歌謡曲から現行のアニソンまで、世代も国境も横断しながら歌ってきた人だからこそ選べる並びだ。
「懐メロ、アニソン、j-popなどを歌う中国出身のシンガーです」
本人の自己紹介はいつも簡潔だが、その奥には「日本語の歌は300以上歌えると思います」という積み重ねと、「リクエストを受けることで、レパートリーを増やしたい」という開かれた姿勢がある。そしてもうひとつ、こんな目標も掲げている。
「日本一、日本語の歌を歌える中国人を目指します」
冗談めかした語尾がついているけれど、これまでの歩みを知ると、あながち冗談には聞こえない。
ColorSingの配信でリスナーからリクエストされた曲が知らない曲だった時、「宿題」にして、練習してレパートリーを増やしていくーーその一曲一曲が、彼女の自信の根拠かもしれない。
これからも、穏やかに
今後の活動について尋ねると、返ってきたのは飾らない言葉だった。
「これからも音楽を楽しみながら、そして、大好きな人と一緒に、穏やかで幸せな毎日を過ごしていきたいです」
大きな野望を語る配信者も多い中で、manaさんの言葉はどこまでも静かだ。けれどその静けさの中に、アニメが好きで日本語を学び、留学し、ジブリのために東京に残り、歌手としてデビューし、配信という新しい場所に飛び込んだ――その全部が矛盾なく収まっている。
好きなものに正直で、その積み重ねが今の彼女を作っている。
ColorSingの配信で彼女の歌声に出会ったら、その背景にあるこの物語を、少し思い出してみてほしい。

manaさんのXアカウントはこちらです。
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もし、ColorSingに興味を持っていただけたのでしたら、是非、以下のリンクからダウンロードして、歌配信の世界をお楽しみください。
manaさんの穏やかな歌声を、ぜひColorSingで聴いてみてください。
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それでは、本日はこれにて!
ふらっとRushでした。
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