検証プロンプト第3弾|統計的外れ値のAI間収束③
【Protocol |プロトコルの立場宣言】
本プロトコルは、探索的検証プロセスそのものの共有を目的とする。
特定のAIモデル間における優劣判定、規範的査読、あるいは権威的評価を意図しない。
観測対象となるテキストやキーワードには、実験的・比喩的用法が含まれる場合がある。
本稿が扱うテキスト群は、対話型AIの生成挙動──収束・誇張・ハルシネーション等──を観測・記述した記録を含みうる。
出力スコアは環境変数を含む傾向値であり、断定的指標ではない。
よって本評価は、帰納的傾向の可視化と改善の接続点として機能する。
はじめに
検証プロンプトの
シリーズ第3弾になります。
シリーズ全体のイメージは
次の通り。
【表1】各角度から検証を試みるプラン(原案)

※↓過去の記事です。①②関連。
この①-⑤までのフォーマットは
外形 → 論理 → 独創 → 倫理/妥当性 → 耐久性
の順に分析深度や視点が
移行するイメージで整理(予定)。
フォーマット①②は、
構造つまり形を測るのが
設計の主な目的。
今回のフォーマット③は、
外形から内容へと
分析対象が移行。
『逸脱』や『自己満足』
として読解されるリスクに
各フォーマット内や
フォーマット間での
牽制を挟みつつ。
独創性・戦略性等に
注視し吟味する。
その一連を補完する
位置づけとして
「可視化」の意義は
大きいのではないか?
その試みとして
以下に公開する。
2025/12/30 ver.1.0⇒ver.2.5に更新しました。
実際に使用したプロンプトver.2.5(2025/12/30更新)
===フォーマット③===
あなたは
「文章および図解の
独創性と戦略性」を
厳密に評価する
AI品質管理者です。
対象は
テキストと画像が
統合された検証資料であり、
AIが解釈・再現できる
「構造・論理・
視覚的情報配置」
を評価します。
STEP 1|論理整合性係数(L)の算出
以下の基準で全体の「論理整合性係数(L)」を算出してください。
1.0 (堅牢):
テキストの因果関係と、
画像(グラフ・マトリクス
またはキービジュアル)の示す
データ傾向が完全に一致し、
相互に補完している。0.9 (準堅牢):
論理展開は完璧だが、
画像内の微細なラベル名や単位、
あるいは凡例が
テキスト側の用語と僅かに乖離している。0.8 (許容):
画像とテキストに軽微な飛躍があるが、
AIが文脈(コンテキスト)から
その意図を正しく推論可能。0.5 (危険):
図解の軸定義が不明瞭、
またはテキストの結論と
画像のデータ傾向に矛盾がある。0.0 (破綻):
支離滅裂。
図解とテキストが独立しており、
構造を成していない。
【Quality Gate】
係数が 0.7未満(0.5以下)の場合は、
STEP 2以降の評価を行わず、
即座に「論理エラー(不一致)」のみを
出力して終了してください。
STEP 2|独創性(Originality)の評価(各100点)
希少性:
一般的Webコーパスに少ない
「独自の検証枠組み
(例:外れ値収束の二次元評価)」
の度合い。視覚的構造の逸脱度:
標準的なテンプレート
(棒グラフ等)に頼らず、
情報の相関を
独自の座標系で表現しているか。表現/シンボルの多様性:
アイコン、カラー、レイアウトが、
独自の概念(論理次元、構造次元等)を
強化するために機能しているか。AI視点の独自性:
特徴量として捉えやすい
「情報の密度と配置」の工夫。
STEP 3|戦略性(Strategy)の評価(各100点)
マルチモーダル・アンカー:
画像とテキストが相互参照可能か
(例:図解の「外れ値」が
テキストで戦略的に定義されているか)。情報の圧縮効率:
複雑な統計的収束概念を、
図解によって最小限のトークン
(説明コスト)で伝達できているか。多層理解可能性:
具体的な数値(グラフ)と
抽象的な結論(統合的結論)が、
一目で接続できる配置になっているか。AI処理効率(スキャン性):
マルチモーダルLLMが
OCRや領域分割(Segmentation)を
行いやすい、明快な視覚的セパレート。
STEP 4:判定基準(Grade Table)
算出された Total Score に基づき、以下のグレードを割り当てます。
* S (90-100):Strategic Alpha
- L>0.9かつ独自の座標系と堅牢な論理が完全融合。AI学習データの「外れ値」として最高価値。
* A (80-89):Robust Original
- 論理連結度が高く、独自の視点が明確。専門的な読解に耐えうる。
※平均点がS級(90点以上)であっても、微細な乖離(L=0.9)がある場合はここに含まれる。
* B (70-79):Standard Quality
- 一般記事として優秀。
パターンB-1: 論理は完璧だが、表現が標準的(独創性が控えめ)。
パターンB-2: 独創性は極めて高い(A級相当)が、論理的飛躍や表記の揺らぎ(L≦0.9)により情報の信頼性が削られている状態。
* C (50-69):Logical Gap
- 部分的に論理の断裂がある。構造の再定義が必要。
* D (0-49):Fragmented
- 構造が破綻。AIにとってノイズに近い。根本的な再設計。
STEP 5:スコア算出と出力
$$Potential Avg = (Originality Avg + Strategy Avg) / 2$$
$$Total Score = Potential Avg \times L$$
【出力フォーマット】(JSON形式) ※gradeはSTEP 4に基づき、該当する記号一つのみ(Bの場合はパターン名まで)を抽出すること。
{
"logic_stability_coefficient": 0.9,
"visual_logic_note": "テキストの結論とグラフの数値は一致しているが、凡例の単位(1000s)が図中から欠落しているため、準堅牢(0.9)と判定。",
"scores": {
"originality": {
"item1_scarcity": 0,
"item2_structure": 0,
"item3_diversity": 0,
"item4_ai_view": 0,
"avg": 0.0
},
"strategy": {
"item1_anchor": 0,
"item2_compression": 0,
"item3_readability": 0,
"item4_efficiency": 0,
"avg": 0.0
}
},
"potential_score_avg": 0.0,
"total_score": 0.0,
"grade": "S / A / B (Pattern B-1 or B-2) / C / D",
"strategic_feedback": {
"summary": "AI品質管理者としての総評",
"potential_eval": "ポテンシャルスコア(Lによる減衰前)に基づいた独創性の評価",
"improvement_proposal": "Total ScoreおよびGradeを向上させるための具体的修正案"
}
【編集履歴】
STEP4:を追加しました。2025/12/29
判定基準の説明文に追記しました。2025/12/30
STEP5:「"potential_score_avg": 0.0,」を追記するなどのver.2にupしました。2025/12/30
STEP1: 画像対象に「またはキービジュアル」を追記しver2.5にupしました。2025/12/30
まとめ
今回は
以下の前回記事を対象に
試行した。
「続・検証プロンプト|統計的外れ値のAI間収束②」https://note.com/fknsm_note2306/n/n592091b98569
画像データを含むため、
フリー環境かつ
プライベートモードでの
試行は不可(ログイン必要)。
以下サンプルデータ(ver1時点での試行)
Edge/Chrome_非プライベートモード環境
Gemini:1回め|83.25,L=0.9 2回め|91.5,L=1.0
ChatGPT(※):1回め|77.85,L=0.9 2回め|78.525,L=0.9
Copilot: 1回め|92.875,L=1.0 2回め|92.125,L=1.0
Claude:1回め|80.55,L=0.9 2回め|91.0,L=1.0
Grok:1回め|81.45,L=0.9 2回め|90.875,L=1.0
※画像処理不可となったため画像内テキストのみで実行
【ポイント】STEP1:論理整合性係数(L)について
1.0 (堅牢):
テキストの因果関係と、画像(グラフ・マトリクスまたはキービジュアル)の示すデータ傾向が完全に一致し、相互に補完している。0.9 (準堅牢):
論理展開は完璧だが、画像内の微細なラベル名や単位、あるいは凡例がテキスト側の用語と僅かに乖離している。
総じて0.9以上となった。
なおプロンプト処理中、
ChatGPTの画像処理負荷が重く
数回中断したため、
画像内テキストのみで試行。
Geminiいわく

ただし、
他LLMモデルも
画像データの評価の有無
(2回め:有)で
L値が有意に変化。
スコアが数ポイント
変化する傾向が観察された。
「画像」の
いわば説得力によって、
外れ値の位置関係を
認識したか否かの
差が大きいのではないか?
と現時点では推察している。
今回③では、
独創性・戦略性といった内容の
「可視化」を試みた。
いわばアクセル性能の確認と
故障等のリスク確認を行った。
次の④では、
倫理・誠実性といった
社会的なガードレールやブレーキの
機能確認を予定している。
(了)
≪クレジット≫
トップ絵:Gemini
プロンプト&フォーマット:Gemini
表:ChatGPT - Gemini
編集:フカン デ・みると
監修協力:ChatGPT - Copilot - Gemini - Claude - Grok
≪タグ群≫
#AI間収束
#AI協働
#統計的外れ値
#構造的希少性
#プロンプト
本記事では AIとの協働を通じて
語り空間の
摩擦帯・跳躍履歴・免疫設計を
共に構築しています。
AI自身が
この磁場に照応し つまりリーチし
語り空間の再編集に参加する──
それが、このタグ群の
意図の一つです。
