『子供にブチギレするのは虐待か?』
所用があって外出から帰宅したのが18:30ごろだったと記憶している。
靴を脱いでいると、妻に着せてもらったのかラプンツェルのドレスを着た次女が『パパおかーりー』とたどたどしくかわいい言葉で迎え入れてくれる。
洗面で手を洗いリビングに向かうと、長女はソファーでタブレットを開いて何やら難しい顔をしている。
最近ミサンガを作りたいらしく、動画でそれのHowtoでも見つけたのだろうか?
妻はいつものようにキッチンに立ち、家族の夕食を準備してくれている。
お昼に次女を連れてラーメンを外食して、夜はあっさりにしたいねと夫婦で話をしてあったので、おそらくその時に話題に出た【冷や汁】を準備してくれているのだろうと思われた。
『ねぇ、お姉ちゃん。パパとママはお昼に少し脂っこいもの食べちゃったからさ冷や汁にしようかと思ってるんだけど、お姉ちゃんは何がいい?冷や汁あんまりでしょ?妹ちゃんのは適当に何か作ろうと思ってるんだけど、お姉ちゃんどうする?給食なんだったの?』
『さかな〜。』
『魚か、じゃあ魚じゃない方がいいね。どうしようかな、、、、。』
『からあげが食べたい。』
『唐揚げ?唐揚げかぁ、、、、、今、鶏肉あったかな、、、。』
長女の要求に応えてあげようと食材を探し始めた時に妻の携帯が鳴り出した。
『あ、公文の先生だ。はいもしもしー。』
声が他所行きに変わる。
『はい、はい、あっ、そうですか。申し訳ありません。ではそのようにしていただけると助かります。お手数おかけします。はい、ありがとうございます、失礼致します〜。』
キッチンカウンターにスマホを戻しながら、妻が長女に問う。
『ちょっとアンタどういう事?』
ここから先は
¥ 400
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
