旭川市内 林床植物の展開観測(2026年05月)— 旭川・季節観測録 —


Sevrin Virel|記録



【概要】

5月中旬の旭川市内では、林床植物の開花と葉の展開が急速に進行していた。
春植物の終盤と初夏植物の立ち上がりが同時に見られ、短い北海道の春が次の季節へ移行していく様子が確認できた。

湿地周辺ではミズバショウが終盤を迎え、林内ではシラネアオイやノビネチドリ、マイヅルソウなどが展開。
また、カタクリは結実段階へ入り、早春植物から初夏植物への移り変わりが明瞭に観察された。



【観察記録】

■ 日付
2026年05月16日

■ 時間
午後3時ごろ

■ 場所
旭川市内 林床・湿地周辺

■ 天候
晴れ 21℃

■ 確認種

・ヤブヘビイチゴ
・オオタカネバラ
・ウド
・カラハナソウ
・ギョウジャニンニク
・ミヤマアズマギク
・チシマキンバイソウ
・クリンソウ
・サクラソウ
・オオタチツボスミレ
・サンカヨウ
・シャク
・オオバナエンレイソウ
・ニリンソウ
・ネコノメソウ
・フッキソウ
・ルイヨウボタン
・コンロンソウ
・オオハナウド
・マムシグサ
・カタクリ
・マイヅルソウ
・クサノオウ
・ミズバショウ
・チシマフウロ
・オオアマドコロ
・キジムシロ
・ムラサキケマン
・タチツボスミレ
・ムラサキヤシオ
・エゾキケマン
・シラネアオイ
・ノビネチドリ
・ツバメオモト


【状態と環境】

林床では、春植物の花期終盤と初夏植物の展開初期が混在していた。

カタクリは多くが結実段階へ移行し、開花期から季節が進んでいることが分かる。一方で、シラネアオイは群落として良好な開花状態を維持しており、林内の光環境と湿度条件の安定が感じられた。

湿地周辺ではミズバショウが終盤を迎え、大型化した葉が目立つ状態となっていた。
また、マムシグサやオオアマドコロなど、より初夏寄りの植物も明瞭に伸長しており、林床全体が一段階次の植生相へ移行し始めている印象を受けた。

ムラサキケマンとエゾキケマンは共に確認でき、林縁から半日陰にかけての環境差による分布の違いも見られた。

また、一部ではツバメオモトの白花も確認され、濃くなり始めた林床の緑の中で静かな存在感を見せていた。



【所感】

5月中旬の旭川では、春の名残と初夏への移行が非常に密度高く重なっている。

特に印象的だったのは、シラネアオイ群落の広がりと、林内へ差し込む午後の光の柔らかさである。
花単体だけでなく、周辺植生や光環境も含めて観察することで、その年の季節全体の空気感まで記録できる時期に入っていると感じた。

また、カタクリの結実やミズバショウの大型葉化などからも、春植物が短期間で次の段階へ移行していく北海道特有の速度感が見て取れた。



【今後の観察ポイント】

・カタクリの結実進行状況
・シラネアオイ群落の花期終盤変化
・ノビネチドリの開花進行
・オオアマドコロの開花推移
・湿地周辺植生の初夏移行
・林床光環境の変化による開花種の推移

ヤブヘビイチゴ
オオタカネバラ
ウド
カラハナソウ
ギョウジャニンニク
ミヤマアズマギク
チシマキンバイソウ
クリンソウ
サクラソウ、オオタチツボスミレ
サンカヨウ
サンカヨウ
シャク
オオバナエンレイソウ、ニリンソウ
ネコノメソウ
フッキソウ
ルイヨウボタン
ルイヨウボタン
コンロンソウ
オオハナウド
マムシグサ
カタクリ
マイヅルソウ
クサノオウ
ミズバショウ
チシマフウロ
チシマフウロ
チシマフウロ
オオアマドコロ
キジムシロ
ムラサキケマン
タチツボスミレ
ムラサキヤシオ
エゾキケマン
シラネアオイ
ノビネチドリ


ツバメオモト

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