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詩|いつぞや誰かが

朝五時の産声
繋がった、命のバトン


すう、すう


甘く柔らかい呼吸
薄桃色の小さな爪


ただそこに咲いているだけで
部屋中を温める、陽だまりの匂い


噛み締める、無上の祝福
風なく揺れる、長いまつ毛


カチ、カチ


時計が刻む、有限の時間
これから歩む、無限の可能性


いつかは出逢う、哀しい夜も
しっかり立って、歩けるように


未来へ踏み出す、出発の瞬間
大丈夫、あたしが必ずそばにいるから


カチ、カチ


その真っ白なうなじに
いつぞや誰かがキスをする


やさしく手渡す、愛のバトン


手ほどき駆けていく背
胸を体を頭をもがれるような


いつかは必ず訪れる、別れの瞬間
大丈夫、愛する人がきっとそばにいるから


すう、すう


かけがえのない、この特別な日を
これから何度祝えるだろう


今はただ、小さな手のひらを握って


まっすぐに響く、無垢な生
瞳を閉じて聴く、祝福の音


すう、すう






Theme song:aiko『瞳』

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道山まこと ご拝読ありがとうございました。よろしければご支援いただけるとうれしいです。