気になる子の保護者対応で学んだ信頼関係
保育士なら経験することが多い気になる子の保護者対応。どんなにオブラートに包んでいても、保護者に発達についてお話しする場面はとても体力を使います。
今回は、私が経験した一場面を少しお話ししようと思います。
ある子について、発達関係の話を保護者に伝えなければならない場面がありました。
保護者の様子を見ながら「どこまで話せば良いか」「どんな言葉なら伝わるか」と考えつつ話を進めましたが、少し落ち込んだ様子…。
「私の言い方は正しかったのかな…。」
「少し言いすぎてしまったのでは…。」
話が終わっても不安が残り、翌日その保護者に会うのが少し怖かったこと今でも覚えてます。
けれど後日、連絡ノートにこんな言葉が書かれていました。
「どこか育てにくいと感じていたけど背を向けていました。先生が子どもと向き合うきっかけを作ってくれました。ありがとうございます。」
その一文を読んだとき、気持ちが軽くなり、「話してよかった」と心から思いました。
その後は療育や発達検査もスムーズに進み、今では保護者自身も障害について学んだり、園での関わり方を一緒に考えてくれたりしています。
信頼関係も強まり、一緒に子どもの成長を見守る事が出来ています。
もちろん、中には受け入れるのに時間がかかる場合や、受け止めきれない場合もあります。
それでも私は「発達の話をすること」は、子どもがこれから出会う困難を、自分の力や周囲の支えで乗り越えるための第一歩だと思っています。
「障害がある」と伝えることが目的ではなく、
「その子が困っていることに向き合い、一緒に解決していく」ための話なのだと。
最後に――
保護者対応は決して簡単なことではありません。
時には、できれば伝えたくないと思うこともあるかもしれません。
でも、それを避けて通ることはできないのが私たちの仕事。
だからこそ、まずは保護者との信頼関係を築くことが大切だと思います。
そうすると「先生が言うなら」と受け止めてもらえることも多いのです。
長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございます。
いつか私なりの「伝え方の工夫」についても書いてみたいなと思います😊
