本屋さんに行くと元気が出る不思議。エネルギーチャージになる場所
本が好きな人は多いと思うけど、本屋さんが好きな人も多いと思う。
私もその一人です。
本屋ってなんかすごく良い空気が動いている気がします。

私は本屋に足を踏み入れると、「なんでもできるような気持ちになる感覚」になったり、「もっと色々したい」と思えたり、なんだか単純に妙な高揚感を覚えたり。
そして、なんだか元気がない時に行っても、パッと手に取った本からなんとなく元気をもらうような気もする。
心のエネルギーチャージをする感覚になる。
それがなんでだろうなぁっていつも考える。
私は本屋さんを「主観の集合した場所」といつの日か捉えてきていて、その「主観」というのはそれぞれの自由な考え方や、学び。
それぞれのその人なりの学び。
大衆によらない。
作者の生き様を映しているようなものを集めている場所。
主観は、「主の感覚」であるからこそ、人には理解されることばかりではないもの。
人は一人として同じ人間はいなくて、似た経験を持っていたとしても、そうとしても全く同じように育ってきた人なんてきっといないはず。
似た環境、似てる経験、でもその上で、枝分かれしたものごととの出会い。
同じ生年月日の人が、違う場所で生まれたらもうそれは変わってくるし、両親が違う時点でもうすでに同じじゃない。
だから「生き物」って全く同じことなんてありえなく、その数だけ感じ方も解釈も変わり、とすると自分の中に生まれる「主観」は千差万別、多岐にわたる。

そうしてその主観をわざわざ「本」にすること。
その集まりが本屋さんに集合する。
ポジティブでもネガティブでもない要素で。
でも、やっぱり本屋さんは「良い」と思える空気が流れてる。
落ち着いた昔ながらの本屋さんでも、目で見て楽しくなるようなディスプレイを作っている本屋さんでも、どんな形でも、いつもその空気を感じる。
よく言われる「エネルギーの良い場所」なんだろうなと思う。
そうしてその理由を考えてみた。
私の解釈する主観の話もそうだけど、きっと作者は「自分の真心を込めたい」と本への制作に向かっているはずで、その人の人間性を否定することなくほとんどの本は生まれると思う。

邪魔なものがない自由な感覚の世界。
知らないだけで、もしかすると、いや、おそらく、数ある 中には利権やいろんな人の思惑が絡んでいるものももちろんあるとは思うけれど、とはいえ、作者は基本的には一人であって、その人が本を出したい、という自分の思いはしっかり込めていると思う。
そうして「自分の気持ちを込めたもの」という観点では、主体になるところに大きな横槍が入るようなことはおそらく少なく、ちゃんと自分を肯定しながらに出版されているのだろうと思う。
だから、私は「誰かに邪魔されることのない主観の宝庫」だと思っている。
制作にあたって主体としては「困惑しながら出したもの」という形になることはきっと少ない。
そういう、素直な感覚のものたちが集まっている場所、 本たちが「これが私です!」のように話しかけてくるような。
淀みのようなものが少ないのかもしれない。
もちろん、私がそういった出版の世界にいた人間ではないので、苦しみながらできた本かもしれない、ということも鑑みてもいる。
でも出したくない、という人は余程のことがないかぎり本を出さないだろう。
そういうことができる世界だとも思っている。
産みの苦しみ、というものとはまた別の解釈。

本屋に訪れる人。
何かを得たい、自分を満たしていきたい、という形が受動的ではなく能動的な行動になる場所。
完全に受け身のままでは、きっと本屋さんには足を踏み入れないのかもしれない。
例えば、「物語を読んで自分を満たしたい」という人もいるだろうし、「自分を磨きたい」という意味で本を手に取ろうとする人もいる。
文字を読む、は先人の知恵を得ることにもなるからだ。
そういうマインドのようなものをきっと少なからず持ってきっと本屋に足を運ぶはずなのだ。
自ら自分の世界を、意図的にも、意図してなくても、広げる可能性のある人たちが向かう場所。
それが本屋なのだと思う。
スマホや、インターネットでは得られない、本を読むことでしか得られない感覚。
それはふっとみて消えてしまうネット上のようなものではなくて、紙に刻まれた「思い」のようなものが一緒にのっているから。
手にして、ページを開いて、紙のかたまりの感触を手に残す。
「本」にはそうした体験も、体に自然と刻まれているようにも思う。
そうした小さな積み重ねみたいなものが、本屋には集合して、すごく良い空気感になっているのかと思ったりする。
今週は京都にある施設図書館「鈍考」さんにお邪魔する予定です。
本に満たされる空間にきっと心が踊るはず。
楽しみです、そしてまたこうして記事にしたいと思います。
end
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本屋大賞受賞作品「インザメガチャーチ」
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