雪を追いかけて、札幌すすきの 『老舗JAZZ喫茶&バー』へ
今回の北海道旅の目的のひとつは、カフェ巡り。
仙台港から苫小牧港まで、約15時間のフェリー旅。
思っていたより混雑はなく、海の上でゆったりと時間が流れた。
苫小牧に着くと、雪はほとんどない。
「北海道らしさ」はまだ感じられない。
バスで札幌へ向かう。
街が近づくにつれて、歩道脇の雪が少しずつ高くなっていく。
数十センチは積もっているだろうか。
札幌時計台前に到着。
気温は7℃。
仙台とほとんど変わらず、寒さは感じない。
徒歩ですすきの・狸小路エリアへ。
事前に決めていた老舗JAZZ喫茶&バー
『BOSSA』へ向かう。
ビルの1階の看板にはMiles Davisのレコードジャケットの写真。

階段を上がった2階に入口がある。
扉を開けると、意外にも若い客層が多い。
40代以上はほとんどいない。
1971年創業。
木製の扉、テーブル、椅子。
どれも年季が入り、静かに時間を重ねている。
棚には約15,000枚のレコードとCD。
この枚数を集めるまでに、どれだけの年月が流れたのだろう。

DJブースもあり、壁にはJAZZアーティストのサインがびっしり。
飾られたBill Evansのレコードには直筆サインもある。

店内に流れるJAZZは、会話を邪魔しない心地よい音量。
土曜日でランチセットはなし。
ブレンドコーヒーを注文した。
しっかりとした苦味。
北海道らしい力強さを感じる味わい。
JAZZを聴きながら飲むのに、ちょうどいい。

若い客が帰ると、また新しい若い客が入ってくる。
彼らはJAZZが好きなのか。
それとも、このレトロな空間に惹かれているのか。
どちらにしても、50年以上続く店に若い人が集まる光景は、少し嬉しい。
雪を追いかけて辿り着いた、札幌の老舗。
旅の目的は、ちゃんと果たせた。
『BOSSA』
北海道札幌市中央区南3条西4丁目2
11時〜営業
