大喧嘩した息子が昨夜帰ってきた
昨夜、海外に住む32歳の息子が、我が家に5日間ほど滞在の予定で帰ってきた。お嫁さんと孫は離れた地方の実家に帰っているので、後から合流する予定になっている。
彼とは電話で1ヶ月前に大喧嘩していた。
血が繋がっているということは恐ろしいもので、
最後は私のタガが外れて言いたい放題になってしまったので、後から非常に反省した。
言い過ぎた、ただそれにつきる。
お嫁さんの実家は、たまたま私の実家と同じ地方であり、彼も帰国後 先にそこに訪れていた。
その間に撮ったと送られてきた写真の背景に、なぜか私たちが新婚の頃に住み、彼を授かり、生後3ヶ月まで暮らしていたマンションが映っていた。
彼は海外にいるので、予防接種記録を自身の母子手帳に記入するため持ち歩いている。
だからそれで出生地を知り、その近所のレストランに来たついでに家族3人で寄ってみたのだという。
思わず、胸が熱くなる。
そう、ここであなたを授かって産んだんだよ。
すごく幸せな日々だったよ。
そのマンションの前で息子夫婦と孫が満面の笑みで写真を撮ってくれたんだと思うと嬉しさでいっぱいになる。
その翌日には私の実家の両親の所を訪ねてくれてもいた。もうかなりの高齢なので、会える時に会っておきたくて行ってきたと言う。
もちろん、両親はひ孫にまた会うことができて喜んでいた。
私とどんなにやり合った後でも、普通に、いやそれ以上に温かい気持ちで行動してくれていることにまたまた胸がいっぱいになる。
彼は私が思うより素敵な大人になっているではないか。
もちろん、私は彼を温かく迎える気持ちでいた。たくさん好物を作れるように買い物もしてきた。
あとは笑顔で「おかえり」をいうのみ。
用事を終えて、夜中0時近くに帰宅した息子に私は言った。
「おかえり〜。いろいろと忙しいね。お疲れ様。」
「ただいま!」と元気よく大きな声で言う彼。
私は自然と「この前は言い過ぎてごめんね〜。」と発した。
「いやいや、親子だから言いたい放題になっちゃうもんだよね〜」
と、サラッと流してくれた彼。
ほわっとした親子の会話だ。
やはり、私たちは長年一緒にいた親子だったんだな。
絆はがっしりしていたんだな。
もうお終いかもしれないと思っていた私の心が、その時ふわっと溶けた。
