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翻訳

 AIの進化により、人と人工知能の自然な会話が成立するぐらいの言語処理能力を目の当たりにするようになってきたが、自動翻訳の現在地についてはどうなんだろう。
 Pornhub(未課金)で英語の動画のタイトルが日本語に自動的に翻訳されて表示されるのだが、意味不明な文章が散見される。まず、ほとんどの「fuck」は「クソ」と訳されている。身体や性行動に関するスラングの語彙がまるでなっていない。原文の英語で読んでいる方がまだわかりやすい。なぜそんなことになっているのか?
 いくつか、変な翻訳タイトルを味わってみたい。


「年上の毛むくじゃらのバックアップパパをクソし、彼を使って私を降ろします」
(原題 Fucking An Older Hairy Backed Daddy And Using Him To Get Me Off)
 何だよ、バックアップパパって。get me offというスラングも翻訳できていない。
 原題をGoogle翻訳に流すと、「年上の毛深い父親とセックスして、彼を使ってオーガズムを得る」となる。少しはマシだがこれも危うい。Daddyという単語の「年上の性的に魅力的な男性」である意味を読み取らず、父親との近親相姦ものになっている。Olderも年上というより高齢、中年といったジャンル感がある語彙ではなかろうか。もう少しマシに翻訳するなら、こんな感じか。
「背中まで毛むくじゃらの中年オヤジをファック、奴に絶頂!」
 ここで、日本語における「オヤジ」が「年上の性的に魅力的な男性」を含意していることは自明なものとしておきます。


「毛深いオーストラリアの湯たんぽは、彼のrockハードコックをけいれんする前に彼のロフトで働いています」
(原題 Hairy Australian Hottie Works Out In His Loft Before Jerking His Rock Hard Cock Off & Shooting)
 湯たんぽとは。全文、まるで日本語になっていない。
 これもGoogle翻訳に投げてみる。「毛深いオーストラリアのホットティーはロフトでトレーニングをし、その後硬くなったチンポをしごいて射精する」惜しい。Hottieって俗語が無理っぽい。これも添削したらこんな感じか。
「オーストラリアの毛深いイケメンが、ロフトで筋トレ。ガチガチにいきりたったチンポをしごいてイクッ」


「毛むくじゃらのAlexティカスはAtlas Grant空腹の嫌いな人を取ります」
(原題 Hairy Alex Tikas Takes Atlas Grant Hungry Asshole)
 非常にシンプルなタイトルなのにこれだ。今度はAssholeをスラングと捉えて「嫌いな人」としている。いや、そのままケツ穴だってば。
 Google翻訳だと「毛深いアレックス・ティカスがアトラス・グラントの飢えた尻穴を受け入れる」。うーん、これも惜しいのだが、タチが「尻穴を受け入れる」というのが母語話者としてピンとこない。直すならこんなもんか。
「アトラス・グラントの欲しがりなケツ穴。毛むくじゃらのアレックス・ティカスがいただき!」
 Atlas Grantがウケるときの哭き声が雌っぽくてとても良いです。


 まだまだ面白いタイトルがあると思うので、是非ご賞味いただきたい。萎えること請け合いです。
 決して毛深い人に執着しているわけではないことは記しておきます。

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