【検証ログ#24】「投資は怖い」の裏側にある真実。貯金1,000万円が目減りする「見えないリスク」
「投資はリスクがあるから、貯金が一番安心だ」
日本では、かなりよく聞く考え方です。
たしかに、
株やFXには価格変動があります。
私自身、MQL4でEAを組んでいるので、その怖さは分かります。
でも、一人のエンジニアとして
「資産を守るシステム」
を考えたとき、
一つの変数に依存しすぎる設計はかなり危険です。
実は、
貯金だけをしている状態
も、決してノーリスクではありません。
むしろ、
表面上は静かに見えるのに、
裏側でじわじわ削られていくリスクがあります。
今回は、
物価上昇
為替変動
この2つの視点から、
現金100%のリスクを考えてみます。
検証ログサマリー
今回の検証テーマ
現預金100%の状態で起きる
「購買力の低下」をどう考えるか
この記事でわかること
物価上昇率2%が、1,000万円の貯金に与える影響
円安が、日本での生活コストにどう効いてくるか
投資を「増やすため」ではなく「守るため」に考える視点
サイドFIREで本当に意識すべき安全域の考え方
1. 物価上昇は、通帳の数字を変えずに価値を削る
日銀は、今も
2%の物価安定目標
を掲げています。
この「2%」は、
数字だけ見ると小さく感じるかもしれません。
でも、
貯金だけで資産を持っている人にとっては、
かなり大きいです。
たとえば、
銀行に1,000万円を預けていて、
利息がほぼゼロだとします。
一方で、
世の中のモノの値段が毎年2%ずつ上がる。
すると、
通帳の数字は1,000万円のままでも、
そのお金で買えるものは少しずつ減っていく
ことになります。
イメージしやすく言えば、
今は1,000万円で買えるものがある
1年後には、それを買うのに1,020万円必要になる
でも手元の現金は1,000万円のまま
という状態です。
つまり、
お金の数は減っていないのに、
価値のほうが減っている。
ここが大事です。
私はこれを、
「通帳の数字を守っているつもりで、購買力が削られている状態」
だと考えています。
本当に守るべきなのは、
通帳残高ではなく、
そのお金で何が買えるか
のほうだと思っています。
2. 円だけで持つことは、日本に全振りしているのに近い
もう一つの見えにくいリスクが、
為替です。
「自分は日本で暮らしているし、円で生活しているから関係ない」
そう思いやすいです。
でも、
実際にはかなり関係があります。
私たちの生活は、
輸入にかなり支えられています。
エネルギー
ガソリン
食料品の一部
原材料を使った日用品
こういうものは、
円安になるとコストが上がりやすいです。
日銀も、2026年時点で
円安が輸入価格を通じて消費者物価に波及しやすくなっている
ことに言及しています。
たとえば、
1ドル100円のときに1,000万円を持っていたとすると、
ざっくり10万ドル相当です。
これが1ドル150円になると、
1,000万円は約6.6万ドル相当になります。
つまり、
世界全体から見たときの
自分のお金の力がかなり下がるわけです。
もちろん、
日常生活はドルでそのまま払うわけではありません。
でも、
輸入物価が上がれば、
日本国内の生活コストにもじわじわ効いてきます。
そう考えると、
円だけで持つことは、日本円に自分の生活をかなり依存させている状態
とも言えます。
3. 投資は「攻め」ではなく「防御」と考えたほうがしっくりくる
私は、
投資を一攫千金の手段とは考えていません。
むしろ、
インフレや円安のような
外部環境の変化から生活を守るための防御策
に近いと思っています。
たとえば、
物価上昇に対しては、株式や不動産のような資産を少し持つ
円安に対しては、外貨資産や海外株を一部入れておく
こういう形で、
生活の基盤に少しずつバックアップを持たせる。
この発想です。
もちろん、
投資には価格変動があります。
目に見える形で上下するので、
怖く感じやすいです。
でも、
現金100%にも別の怖さがあります。
それは、
変動しないように見えて、価値だけが静かに削られていくこと
です。
私は、
この見えにくいリスクのほうが、
長い目で見るとかなり厄介だと思っています。
4. サイドFIREで大事なのは「数字」より「自由を維持できるか」
サイドFIREでは、
資産の金額そのものも大事です。
でも、本当に守りたいのは、
その金額そのものではありません。
守りたいのは、
今の生活を維持できる力
です。
たとえば、
家族4人で暮らせるか
急な支出に耐えられるか
自由な時間を削らずに済むか
焦って働き方を戻さずに済むか
こういうことです。
その意味では、
現金は大事です。
私も現金をかなり重視しています。
でも、
現金だけに偏ると、
インフレや円安のような
「静かな劣化」に弱くなります。
だから私は、
投資を増やすためというより、
自由を守るための分散
として見ています。
まとめ。何もしないことにもリスクはある
「投資は怖い」
その感覚は、よく分かります。
価格が動くからです。
損益が見えるからです。
でも、本当に怖いのは、
目に見えないまま進むリスクかもしれません。
物価が上がる
円の価値が下がる
生活コストがじわじわ上がる
その中で、
貯金だけを安全だと思い込むのは、
少し危ういと感じています。
だから私は、
「投資をするか、しないか」より、
現金100%に偏りすぎていないか
のほうを大事に見ています。
何もしないことにもリスクはある。
この視点を持つだけでも、
資産設計はかなり変わると思います。
たとえば1,000万円のうち、
まずは10万円だけでも別の資産に振ってみる。
そのくらいの小さな一歩でも、
人生というシステムの脆弱性を減らす
最初の一歩にはなるはずです。
検証ログシリーズについて
このシリーズでは
資産2,500万円・家族4人
という条件でサイドFIRE生活を続けるための
・副業
・投資
・固定費ハック
・失敗談
をすべて公開しています。
成功だけでなく失敗も含めて
「詰まないためのリアル」
を書いています。
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