「国の借金」報道には御用心!
財務省が四半期毎に発表するものに「国債及び借入金並びに政府保証債務現在高」がある。
・国債及び借入金現在高
・内国債
・借入金
・政府短期証券
・政府保証債務現在高
・政府保証債務
上記のいずれも、簡単に言えば「政府の負債」のイチブに相当するものである。
だが、マスコミはこれを"国の借金"と報じる。「国の借金はこれだけあって、国民一人あたり◎◎万円の借金がある」と報じる例のアレの事である。
なお、財務省の一部の資料でも"国の借金"という表現が用いられているものが存在する。
今更言う事でもないが、完全なるデマである。
■貸借対照表(バランスシート)
ストック情報(財政)を示す貸借対照表を見れば一目瞭然である。
◎借方……資産
⇒「資金運用の状況」を記していく。
◎貸方……負債(他人資本)+純資産(自己資本)
⇒「資金調達の状況」を記していく。
借方の合計と貸方の合計は、必ず同額になる。
負債があるという事は、資産もあるという事。
商業高校生でも知っている内容である。

■マスコミという洗脳装置には御用心!
上記の観点で見れば、「国債及び借入金並びに政府保証債務現在高」が、"国の借金"なんぞではなく、「政府の負債」のイチブを表している事は一目瞭然である。
「国の借金」「国民一人あたり◎◎万円の借金」と垂れ流す事で、国民の不安感情を煽り、その借金は増税で返していくしかないと植え付けさせて、国民の多くを経済無知の愚民にし、不満や怒りの矛先を時の政府に向けさせるという手口だ。
この件でタチが悪いのは、マスコミは知っていてわざと意図的に"国の借金"と報じているという事。
経理や簿記を全く知らないわけではないという点に注意。(まぁ全然知らない記者もいると思うが)
この件に限った事ではないが、マスコミは民間企業。自社の利益や大株主様のために動く。決して国民のために動いていない。国民が騙されようと踊らされようと振り回されようと知った事ではないというのがマスコミの基本スタンス。
決して洗脳されないように!
■ポイント
❌ 政府の負債(借金)増
⇒財政がヤバいから増税して借金返済。(マスコミや財務省による洗脳)
⭕ 政府の資産(預金)増
⇒帳簿上では、政府から民間への「送金記録」と解釈できる。
