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高柳淳之助氏 池上電気鉄道社長に就任 【4月20日 今日は何の日】(蒲田西特別出張所) #305

※本記事は
 Otapedia公式note(https://note.com/fine_rat5784)のみで
 公開しています。
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本稿では、
高柳淳之助氏の 
池上電気鉄道に
果たした役割に
焦点を当てる。




「死に体」だった池上電気鉄道

1917年(大正6年)
設立時には、
松方正義元総理の息子であり、 
東京瓦斯電気工業の
社長でもあった 
松方五郎氏が 
社長に就任した。

しかし、
資金難や
取締役の交代も相次ぎ、
会社は
どちらかといえば
「死に体」
言える状態であった。


動き始めた池上電気鉄道

1921年 (大正10年) 5月18日  
第一期線として
池上~蒲田間1.8kmの 
起工式を挙行した。


新社長・芳川寛治氏就任

同5月31日の総会で、
鉱業家の
芳川寛治氏が就任した。

本人の履歴や
手腕については
未知だったが
「伯爵家」
という響きの良さが
担ぎ出された側面も
あったのかもしれない。


高柳淳之助という男

1882年 (明治15年) 10月16日生 
~1964 (昭和39年) 11月17日没 
衆議院議員を務め 
信託会社を設立。

また
一般の資産家から資金を集め、
資金難に陥った企業へ
投資し再生を図る――
現代で言う
企業再生ファンドに
近い手法を用いていた。

ある時、
底値だった
城東電気軌道の株を買い占め、
乗っ取りを恐れた同社が
株を買い戻し
当時の金額で
20万円の利益を得た。

この成功体験が
「鉄道は儲かる」
という確信につながり、
筑波山鉱索鉄道や
鹿島参宮鉄道など
次々と鉄道事業に
関与していった。

この頃、
投資会社を
次々と設立し 
彼のところには 
日本各地から 
資金が集まる 
状態にあった。

しかし
実際に事業が
順調に動いていた会社は
多くなかった。


高柳の池上電気鉄道への参入

1921年 (大正10年) 9月 
池上電気鉄道の株が
1株2円にまで下落。
城東電気軌道で儲けた
20万円を投入し、
取締役に就任する。


経営権掌握

1922年 (大正11年) 4月20日 
臨時株主総会で
事業に着手したものの
効果を上げるに
至らなかったとして
社長 芳川寛治氏が辞任し
新たに高柳淳之助氏が
社長に就任した。


1922年 (大正11年) 10月6日 

4年間
敷設工事すら 
進まなかった 
池上電気鉄道は、
高柳就任から
わずか半年で
池上~蒲田間(単線)
を開業。

10月の開業は
池上本門寺で行われる
お会式に合わせたものだった。

低予算の工事だったため
他社から購入した
社名入りのままの
電車を使用する
という異例の形での
船出だった。


1925年 (大正14年) 9月 

「高柳事件」発覚。

大規模な横領
公文書偽造などの罪で
市ヶ谷刑務所に収容された。

同年12月、
事件を受けて
池上電気鉄道・社長を辞任した。


最後に

功罪で言えば
罪の側面が大きい
高柳淳之助であるが
就任から半年で
開業にこぎつけたのも
事実である。

また、
池上電気鉄道が 
蒲田発着になったことも 
現在のターミナル化に 
つながる流れを生んだ。

Otapediaは
改めて、
高柳淳之助氏を
「池上線の父」
として登録する。

大田区の記憶を呼び起こす
「Otapedia」の活動 
私たちは
その“名を失いかけたものたち”に、
もう一度まなざしを向け、
記憶の岸辺に呼び戻す営みです。

彼らの活動や
痕跡は消えても、
地域に遺した軌跡
未来へと伝えていきます。

これらの呼称は
Otapedia独自の呼称」であり
大田区公式の認定ではありません」。


出典
 1. Wikipedia『高柳淳之助』
 2. Wikipedia『池上電気鉄道』
 3. Wikipedia『城東電気軌道』
肖像出典
  4. Wikimedia Commons 
    File:Jun'nosuke Takayanagi.jpg 
    原資料:衆議院事務局『衆議院要覧 下巻』
  (1920年11月30日作成)
    Public domain


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