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第76話|見えなくても、そこにあるもの

今日は七夕🎋

空は曇っていて、星は見えなかった。

「織姫と彦星は会えたのかな。」

そんなことを考えながら空を見上げた。

見えないからといって、そこにないとは限らない。

そんなことを思った一日だった。

最近観た映画をきっかけに、『ベイビーわるきゅーれ』を一気に観た。

気づけば、本編だけでは物足りず、ドキュメンタリーまで見ていた。

そこで映し出されていたのは、完成した作品からは見えなかった現実だった。

激しいアクションの裏には、思い通りにいかない日もあった。

それでも仲間と支え合いながら、一つの作品を完成させていく。

その姿を見て、私は胸を打たれた。

「プロだから。」

そう一言で片付けることもできるのかもしれない。

でも、それだけでは説明できない何かがあるように感じた。

誰にも見えないところで積み重ねてきた時間。

仲間を信じること。

一つの作品を届けたいという思い。

そんな、目には見えないものが作品を完成させていたのだと思う。

私は昔から、作品そのものよりも、その人の人生に興味を持ってしまう。

「どこで育ったんだろう。」

「どうしてこの仕事を選んだんだろう。」

「何を支えに、ここまで歩いてきたんだろう。」

気づけば、そんなことばかり調べている。

今日、その理由が少しわかった気がした。

私は、その人の人生から、自分が生きるヒントをもらいたいのだ。

どうやって壁を乗り越えたのか。

何を大切にしてきたのか。

どんな覚悟で歩いてきたのか。

私は、その人になりたいわけじゃない。

その人の歩んできた道から、自分らしく生きるためのヒントを受け取りたいのだ。

だから私は、人に惹かれるのかもしれない。

見えないものほど、大切なのかもしれない。

努力も。

信頼も。

支えてくれる人の存在も。

そして、自分の中に残っている、小さな希望も。

今日は曇り空だった。

それでも私は、織姫と彦星はきっと会えているんじゃないかなと思った。

見えなくても、そこにあるもの。

今日の私は、それを少しだけ信じてみたい。



ここまで読んでくださってありがとうございます。
“整える日々”をこれからも綴っていきます。
またふらっと、心をゆるめに来てもらえたら嬉しいです。

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