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『どうして苦しいのに、リピがいいんだろ』 ✧

リピを想うと、
胸の奥がぎゅっと痛くなる。
息が詰まるほどに苦しいのに、
それでも「もう会いたくない」とは思えない。

何度も傷ついて、
何度も自分に言い聞かせたのに、
結局、頭に浮かぶのはリピの顔ばかり。

どうしてなんだろう。
どうして好きになると、こんなに苦しいんだろう。



きっと、リピといるときの私が、
“本当の自分”に近かったからだと思う。

作った笑顔じゃなくて、
素直に笑えた。
無理に明るくしなくても、
黙っていても通じる時間があった。

リピが何を考えてるのか分からなくて、
たくさん悩んだし、泣いた。
でも、そんな日々の中で、
私は確かに“生きてる”って感じてた。



リピは、
私の中の“誰にも見せたことがない自分”を見せられた人だった。

不安も、嫉妬も、弱さも。
全部、あの人の前では隠せなかった。

それが怖くて、
それが心地よくて、
矛盾した感情の中で揺れていた。

だから今も、
どんなに苦しくても、
“あの時間”を手放したくないんだと思う。



好きって、
幸せになるための感情じゃないのかもしれない。

むしろ、
その人を通して自分を知るための感情なんだ。

リピを好きになって、
私は自分の「弱さ」と「強さ」を両方見た。
誰かを本気で想うって、
こんなにも自分と向き合うことなんだって知った。



“もう終わりにしたい”って思っても、
心は簡単に言うことを聞かない。
それでも、
この痛みの奥にある想いまで否定したくない。

リピを好きになった自分を、
間違いにしたくない。



― 『どうして苦しいのに、リピがいいんだろ』
それは、愛の矛盾じゃなくて、
生きている証。
痛みの中にあったのは、
ちゃんと“本物の想い”だった。

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