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たけのこ天国

父の実家から、筍のお裾分けをもらった。
皮むき、下処理などが大変そうな母を横目に見ながら、
「母は偉大じゃ、ありがたやありがたや…………。」
と朝の散歩に出かけた。

おとといのメインは、筍と鶏肉の煮物。
鶏肉は、片栗粉をまぶしてごま油で炒めてから筍を加えたのがポイントだそうで、煮物というが、中華料理っぽくなっていた。これぞ、家庭の味。

昨日の夕ごはんは、筍の混ぜ込みごはん。
味付けは、水が100ml、粉末だし、醤油大さじ2.5、酒、みりん、砂糖が大さじ1。あらかじめ炒めておいた人参、豚肉に筍を入れて、調味料を加える。
最後に、手揚げも加える。
そしてそれを、炊きたてのあったかいごはんに混ぜ込むのだ。

家に着いた瞬間に扉から漏れてくる、あのあまからい匂い――。
そう、私は作られた料理を食べただけ。
それも3杯もおかわりしてしまった。

母、その味付け、盗んだぜよ。
筍は無理かもしれないけれど、しめじで混ぜ込みごはんを作ろう。

今日は、若竹煮。
ついでにおととい余っていた鶏肉の煮物もついた。
若竹煮、なぜわかめと筍なのかというと、
春が旬の食材、「海(わかめ)」と「山(筍)」の組み合わせ、出逢いなんだそうだ。ふうん…………。こうでもしないと絶対出逢うことのなかった子たち。出逢えてよかったね。

メキメキ竹に育つ前に
もりもり食べてしまってごめん、竹。

でも、うまいよ。おいしいんだよ。
そろそろお腹の中が食物繊維でいっぱいになってきたかもしれないが。

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