#163 【海外研修】最後の夜。明日、子どもたちはどんな顔で帰ってくるのだろう?
noteを書き始めた2月からしばらく続けていた毎日の投稿も、このオーストラリア研修の期間は少しお休みしていました。
それだけ目の前の子どもたちと、このかけがえのない時間に向き合っていた10日間。
久しぶりの投稿は、ゴールドコースト最後の夜に感じていることを書き残したいと思います。
今日、子どもたちはゴールドコーストで過ごす最後の夜を迎えています。
明日の朝、ホームステイ先からどんな表情で戻ってくるのでしょうか。
笑顔でしょうか。
少し寂しそうな顔でしょうか。
それとも、出発した時よりも少したくましくなった表情でしょうか。
その姿を見るのが、今からとても楽しみです。

今回の海外研修には、5年生約40名が参加し、5名の教員で引率しています。
10日間の日程の中で、子どもたちは4日間をホームステイで過ごします。
5年生とはいえ、まだ10歳、11歳。
親元を離れ、海外の家庭で1人だけで生活することは、決して当たり前のことでも簡単なことでもありません。
送り出す子どもたちにも大きな勇気が必要ですが、送り出してくださる保護者の皆様にも、大きな決断と勇気があったことと思います。
だからこそ、この研修は「旅行」ではありません。
子どもたちの人生を少し前に進めるための大きな挑戦であり教育活動です。

研修の準備は、今年度が始まってすぐにスタートしました。学校では「トラベルスクール」を行い、オーストラリアの文化や生活習慣、日本との違いを学びました。
そして、海外に行くための準備だけではなく、自分自身と向き合う時間も大切にしました。
「自分の課題は何だろう。」
時間を守ること。
自分から挨拶をすること。
困った時に自分で伝えること。
周りを見て行動すること。
一人ひとりが、自分なりの目標をもち、この研修に臨んでいます。目指しているのは、ただ英語が話せるようになることだけではありません。
自立し、自分で考え、困難なことがあってもすぐに諦めず、一歩踏み出す力を育てること。
海外という環境だからこそ、その力が大きく試されます。イマージョン教育を受けている子どもたちであっても、実際の生活では言葉が通じない場面がたくさんあります。
だからこそ必要なのは、完璧な英語ではなく、
「伝えよう」とする勇気。
そして、
「分からないからやめる」のではなく、「分からなくても挑戦する」という気持ち。
この経験は、日本では決して得ることのできない、大きな学びです。
ホームステイが始まる前には、子どもたちはアパートメントで共同生活を送りました。

友達と協力しながら生活し、自分のことは自分で行い、周りを思いやる。
ホームステイへ向かうための大切な準備期間でもありました。
そして、私たち引率教員も子どもたちと同じように前半は子供たちと同じアパートメントで共同生活を送り、後半は教員もそれぞれホストファミリーのもとでホームステイをしています。引率教員も子供たちと同じ生活を体験します。
現地の暮らしや文化、人とのつながりを、子どもたちと同じ目線で体験する。教員自身もまた、多くを学ばせていただいています。
この研修のもう一つの大きな目的は、姉妹校との交流です。姉妹校とのつながりは、一度きりの交流ではありません。
長い年月をかけて築き上げてきた信頼があり、今年もそのバトンを受け継ぎ、新しい出会いと新しい思い出が生まれました。
学校同士の交流は、人と人との交流です。
「また会いたい。」
そう思える人が、海の向こうにいる。それは子どもたちにとっても、私たち教員にとっても、かけがえのない財産になるはずです。
明日、子どもたちはホームステイ先から戻ってきます。
たった4日間。
でも、その4日間は、子どもたちの心を大きく成長させる4日間だったはずです。
言葉が通じなくても笑い合えたこと。
勇気を出して一歩踏み出したこと。
家族の温かさを改めて感じたこと。
自分で考え、自分で行動したこと。
きっと、それぞれの子どもたちの中に、小さくても確かな変化が生まれていることでしょう。
私たちが持ち帰るのは、お土産だけではありません。
世界の広さを知ったこと。
文化の違いを受け入れたこと。
人とのつながりの温かさを知ったこと。
そして、自分にもできたという小さな自信。
それらすべてが、これからの人生を支える大切な財産になっていくのだと思います。
明日の朝、子どもたちはどんな表情で戻ってくるのでしょう。
その表情を見ることが、今からとても楽しみです。
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