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ミニシアターを救うにはどうしたらよいか?その53 【シネコン昨日の敵は今日の友】

タイムトラベル映画大好きりゅうさんです。

前回に続き、ライバルを味方につける戦略その2、今回はシネコン編。

シネコンの最大の強みはたくさんのスクリーンがある事。たくさんの作品から好きなものを見ることができる、

でも実は劇場のチケット売り場でどれを観ようか決めてる人は意外と少ないと思います。たいていはすでに見る作品は決めてやって来るのではないでしょうか。ということは、ミニシアターに比べてスクリーン数が多いこと自体はあまり問題ないように思います。

一方、シネコンはたくさんスクリーンがある分、常に全てのスクリーンを有効活用しなければならないわけで、デメリットにもなりうる双刃の剣でもあります。

シネコン側もより観客を動員するチャンスがあるなら、それに越したことはないわけです。

そこで、シネコンと正式提携して、シネコンのスクリーンをミニシアターにしてしまうというのはどうでしょう?

具体的には、シネコンのスクリーンの一つを年間で借り切って、そこを丸ごとミニシアターにして好きな作品を上映するのです。

これの何がすごいかというと、「ミニシアターの弱点を一気に解消できる」ところなんですよね。

例えばミニシアターの課題としてよくあるのが
・立地の弱さ
・宣伝力の不足
・運営コストの重さ

でもシネコンの中に入れば、
・人が集まる場所にある
・宣伝はシネコンの導線(WEB広告、劇場内外の予告、チラシ)を利用できる
・設備やオペレーションやスタッフは既に整っている
・設備の更新・メンテも任せられる
・メニューの充実
・駐車場も完備

つまり、“シネコンのインフラを丸ごと借りる”ことができる。

これってかなり大きいと思います。シネコンの中に入ることで、
運営や設備の負担から解放される分、「作品選定=キュレーション」に専念できる。

いわば車を自分で所有するか、レースするか、どっちが得かみたいな感じでしょうか?

ただし当然、デメリットもあります。

それは、
“あの劇場に行く理由”だった独自性、つまり「場所としてのミニシアターらしさ」が少し薄れてしまうこと。

あの空気感、あの距離感、支配人の顔が見える感じ。そういった“場の魅力”は、どうしても犠牲になります。

だからここで重要なのは、ミニシアターが「何をやりたいのか?」ですね。

・作品のキュレーションに徹したいのか
・ファンとの距離が近い“場”を運営したいのか

この2つは似ているようで、実は全然違う価値です。

前者であれば、シネコンとの提携はかなり合理的。
後者であれば、独立した単館運営のほうが魅力は活きる。

ここから先は、どちらが正しいかではなく、どちらを選ぶかの問題だと思います。

つまりオーナーの矜持の世界だと思います

答えは一つじゃなくていいんだと思います。
・シネコン内ミニシアター型
・独立型ミニシアター
・配信と連動するハイブリッド型

いろんな形があって、それぞれにファンがつく。
そのほうがむしろ、文化としては豊かになる気がします。

昨日まで「客を奪い合っていた相手」が、
今日から「価値を一緒に作るパートナー」になる。

これは、単なる生き残り戦略ではなく、映画体験そのもののアップデートかもしれません。

ミニシアターが生き残る道は、ひとつじゃない。
むしろ分岐していくこと自体が、未来なのかもしれませんね。

りゅうさんでした。
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