『デイ・アフター・トゥモロー』(2004、アメリカ)──迫ってくる寒気という恐怖
※この記事は作品の内容に触れています。
---
基本情報
作品名:『デイ・アフター・トゥモロー』
原題:The Day After Tomorrow
公開年:2004年
製作国:アメリカ
ジャンル:ディザスター/SF/パニック
---
あらすじ
気候学者ジャック・ホールは、地球温暖化が急激な気候変動を引き起こし、世界規模の氷河期が訪れる可能性を警告していた。
しかし、その予測は想像をはるかに超える速さで現実となる。
巨大な竜巻、津波、豪雪、そして人間を一瞬で凍りつかせるほどの超低温が世界を襲う。
ニューヨークに取り残された息子サムは仲間とともに図書館へ避難し、生き延びるため極寒の中で救助を待つ。一方ジャックは、息子を助けるため命がけで北へ向かう。
---
「寒気」が襲ってくる恐怖
この映画で一番印象に残っているのは、超低温の空気が街へ迫ってくるシーンだった。
人が逃げる間もなく、一瞬で氷像のように凍りついてしまう。
怪物も殺人鬼も出てこない。
それでも、目に見えない寒気そのものが恐怖として迫ってくる演出は、ストーリーよりも、印象に残っている。
一方で、作品全体としては個人的にはそこまで好みではなかった。
---
図書館のシーン
避難した図書館では、本を燃やして暖を取りながら生き延びようとする。
知識の象徴である本を燃やさなければ生きられないという状況は、極限状態ならではの選択だった。
そして父は危険を承知で息子のもとへ向かい、ラストで再会を果たす。
---
友人のツッコミ
この映画の話をすると、私が真っ先に語るのは「人が一瞬で凍る演出がすごかった」ということ。
すると、
「そこ注目するとか、人の心とか無いんか。」(直哉風)
とツッコミを入れられた。
……いや、分からなくもない。
普通なら親子の再会や人間ドラマを語る映画かもしれないと思う。
それでも私の記憶に強く残ったのは、超低温の空気が街をのみ込み、人が一瞬で氷像になる映像だった。
物語より先に「この映画でしか見られない一枚の映像」を覚えてしまう。それが私の映画の見方なのかもしれない。
CHAP評価:★★★★☆(4.0 / 5.0)
モイ評価:★★★☆☆(3.7 / 5.0)
こんな人におすすめ
- パニック映画が好きな人
- 異常気象をテーマにした作品が好きな人
- スケールの大きいディザスター映画を楽しみたい人
- 「迫ってくる寒気」という、見えない恐怖の演出を味わいたい人
