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てらたびnote 竹生島 宝厳寺

5月12日、琵琶湖に浮かぶ竹生島へ行って参りました。竹生島は西国三十三観音霊場の札所でもあり、日本三弁天の一つともされる信仰の島。

この5月12日は巳の日。つまり弁天様の御縁日。
しかも旧暦ではまだ四月。四月は巳の月。
さらに今年は巳の年。
というわけで、巳の年 巳の月 巳の日(但し旧暦) ですから思い立ちて、竹生島へ。

竹生島

竹生島への航路は、琵琶湖の東側の長浜や彦根、湖の西側の近江今津から出ている。
今回は近江今津から船に乗る。
湖岸からもうっすらとした竹生島の島影が望める。

謡曲「竹生島」は弥生三月に釣り船で島へ渡る。春の琵琶湖の風景がうたわれる。そして船は竹生島へ。

 緑樹影沈んで魚木にのぼる景色あり
 月海上に浮かんでは兎も波を走るか

竹生島

竹生島に平地はほとんどない。
桟橋を降りると土産物屋があり、すぐに宝厳寺の入り口になる。拝観料600円。
入り口からすぐ石段が続く。

宝厳寺への石段

石段の途中で右へ折れる道がある。こちらに進むと竹生島神社(都久夫須麻神社)。まっすぐ石段を登ると宝厳寺に至る。まずは宝厳寺に参ることにしよう。

聖武天皇の勅願により行基が開いたと伝える宝厳寺。

石段を上がりきった左手に大きなお堂が見える。これが宝厳寺の弁天堂。
意外と、と言っては失礼だが、小島の仏堂にしては立派である。昭和17年に建てられたもの。
祀られているのは、もちろん弁天さま。

宝厳寺弁天堂

ここまで来て手を合わせると、それなりに感慨深いものもある。

お堂の手前に納経所があり、御朱印の対応をしてくれる。
私が訪れたときは、ここで30分要した。そのため島内をゆっくり参拝することがなく、総じてややあせり気味となってしまった。

神さま仏さま、せわしないけど、事情はお察しくださいませな。

弁天堂から少し高いところに宝物館や三重塔がある。今回は、宝物殿を観ることなく先へ進む。
このあたりからは下りの石段になる。

国宝の唐門、続く重要文化財の観音堂。
唐門は大阪城の幻の遺構と言われるらしく、装飾が華やか。門と言っても、観音堂と接している。

宝厳寺唐門
宝厳寺唐門 後ろに観音堂

観音堂の観音さまが西国巡礼の観音さま。

観音堂の裏手にある渡り廊下のようなものが船廊下と呼ばれる。廊下の先に竹生島神社の拝殿がある。

外から見る船廊下

謡曲「竹生島」で釣り船に乗っていたのは老人と女性。この島は女人禁制ではないのかと竹生島参詣に訪れた者は問うが、そんなことはないと老人は答える。

実はこの女性は弁天様の化身であり、老人は龍神の化身であった。
これは龍神である神と、弁天である仏が同じ船に乗っているので、神仏習合の島であることを言い表しているものと思われる。

それでは神社のほうへ参りましょうか。
続く。

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