2026 着物チャレンジ【4/23】和装で映画館へ─『トリツカレ男』─
この1か月、母の遠隔介護、思春期ムスコの手綱さばきに大苦戦、ムスメの習い事のあれこれに忙殺されてnoteに投稿する余力が全く無かった…よく頑張った、私。(家族のケアワークは誰も褒めてはくれないので、自分で褒めています。)
ようやく気力が戻ってきました。
怒涛の日々の中、もはや意地で着物で出かけた記録。
日付: 2026/1/25 場所: キネカ大森(映画「トリツカレ男」鑑賞)

この日の着物を選んだ理由
映画「トリツカレ男」を観に行くと決まった日から、なんとなくこの着物を着ていきたいという気持ちが。
シルバーグレーの地に、西洋の建築物を思わせる幾何学模様が織り出されたこの一枚。和装なのにどこかヨーロッパの街角を連想させる柄行きが、「トリツカレ男」の持つ、おとぎ話めいた世界観にぴったり合う気がしていた。
というのは後付けで、本当のところ、いただいた着物で結構シミがあるので、気軽に和洋ミックスで着たいし、暗い映画館に着ていくのが丁度いい、と思っていたのでした。
帯は両面に柄がある半幅帯。秋草っぽいけどよく見ると桜っぽい花もあるので気にしないで使うことに。えんじ色の方を使い、シルバーグレーの着物と合わせたら地味すぎなくていいかな、と合わせてみました。
帯留めは手持ちが少ない。母から譲り受けた琥珀色の石のものを選んで、ほんのり温かみをプラス。
足元は着物にブーツという初の組み合わせをしてみました。
あこがれの「はいからさんが通る」スタイル。いつか袴をはいてみたい。(剣道着は着たことがありますたけど、そうじゃないww)
バランスを取るためにベレー帽を合わせて、全身で和洋ミックスを狙ってみました。
コーディネート
着物: シルバーグレー地・西洋建築モチーフの幾何学模様(紬なんだろうけどよくわからない・・・)
帯: えんじ色地に草花模様の半幅帯
帯揚げ: なし(半幅帯のため)
帯締め: 白×茶の細かい柄
帯留め: 琥珀色の石
足元: 黒のショートブーツ(つま先にラインストーン入り)
その他: 紫の透け感のあるカットソー、ベージュのベレー帽、グレーのレギンス(防寒用)

映画『トリツカレ男』
今日の目的は、キネカ大森で上映の映画「トリツカレ男」の鑑賞でした。
推しの柿澤勇人さんが初めて声優に挑戦した作品ということで観たい気持ちはあったものの、正直に言うと、絵のテイストが好みではなく、介護と子育てでただでさえ忙しい日々の中、行くかどうかずっと迷っていました。
背中を押してくれたのは、髙橋渉監督と脚本の三浦直之さんによるトークイベント付き上映ということでした。それなら行かなければ、と。
物語の主人公は、ひとたび何かに夢中になるととことんのめり込む青年ジュゼッペ。三段跳びに探偵、歌……と次々に「とりつかれて」きた彼が、今度は公園で風船を売る少女ペチカに一目惚れ。彼女の心に秘めた悲しみをそっと解決しようと、相棒のネズミのシエロとともに奮闘する、不思議であたたかいラブストーリーです。
「トリツカレ男」というタイトルだけ聞くと、男の子が女の子に一方的に夢中になる話……?とちょっと薄気味悪い印象を持ってしまったのは正直なところ(ごめんなさい!)。でも観終わったあとの気持ちはまったく違いました。愛するということは、相手のために自分のできることを積み重ねていくことなんだ、と。そんなまっすぐなメッセージがすとんと胸に落ちてきて、劇場をあとにするときには素直に温かい気持ちになっていました。
作画についても、観終わってから気持ちが変わりました。好みではないと思っていたはずなのに、この作画だからこそよかったのだと。うまく言葉にできないけれど、余白があるというか、想像力が広がるというか。物語の温度感にちょうどいい作画だったのだと思いました。
声優陣もすばらしかったです。シエロ役の柿澤勇人さんは声優初挑戦とは思えないほど自然で、歌の表現はさすがのひとこと。
最も印象に残ったのはのは、タタン役の森川智之 さん。圧倒的な表現力で、特に「間」がすごくて……優しさと愛に溢れた声が染み入った。
上白石萌歌 さんが、ペチカの心の有り様を見事の表現されており、ラストに向かって曇りのない生き生きとしたお声に変わっていくのも、さりげなくて上手だなあと思った。
トークイベントでは、髙橋監督と脚本の三浦さんが作品への想いや仕事への情熱を惜しみなく語ってくださり、本当に楽しい時間でした。客席への挙手アンケートでは、何度も観に来ているというお客さんが複数いらして。
それだけ「染みる映画」なのだということは、観た後には納得でした。
イベント終了後、監督と三浦さんのもとに列をなして感想を伝えようとするお客さんたちの姿がとても印象的でした。おふたりもそのひとりひとりを真摯に受け止めていらして、劇場全体があたたかい空気に包まれていました。
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— 映画『トリツカレ男』公式 (@toritsukare_mv) January 25, 2026
『#トリツカレ男 』
髙橋監督&脚本 三浦直之さん
トークイベント付き上映
ありがとうございました!
⋱#髙橋渉 監督と、
脚本 #三浦直之 さんの
トークイベント付き上映に
お越しいただきありがとうございました✨
『トリツカレ男』に
三浦さんが参加される経緯や
脚本を構成していくにあたり… pic.twitter.com/jDUaTOTRhN
着て過ごした感想
着付けについて
和洋ミックスなので、ラフでいい!というのが気が楽です。衣紋も抜かないでいいし、各所にシワがあっても気にしない。感覚的にはデニムのワンピースでベルトしてるのと同じ感じです。
あまりに「他者のお世話」で忙しいので、とにかく自分の気分を上げるために、ちょっとでも着物をまといたい一心で出かけました。
着心地
インナーにカットソーを着ているので、完全和装のときに感じがちな脇からの風もなく快適。ブーツのおかげで足元も歩きやすく、終日ストレスなく過ごせました。着崩れも気にしません。和洋ミックスならではの身軽さを改めて実感した一日でした。
周りの着物姿
映画館ということもあり、「トリツカレ男」という作品柄もあってか、この日は着物姿の方は見かけませんでした。着物で映画館、レアなのかもしれないけれど、これはこれでちょっと嬉しいです。
環境と気候
和洋ミックスでカットソーをインナーに入れていたおかげで、寒暖差も気にならず終日快適でした。真冬の着物でのお出かけに迷っている方がいらしたら、おすすめしたいです!
MVPアイテム
今回のMVPは迷わずブーツ! 幅広甲高の私が珍しく快適に過ごせるブーツで、気に入って履きまくっているものです。
私は趣味で着物を楽しんでいます。着物や帯は親がくれたものが数枚と、ド素人が試行錯誤しながら古着で安く手に入れたりしたもの、お茶の先輩方からいただいたものなどを組み合わせており、格とかそんなに詳しくないので、優しい気持ちで眺めていただければ幸いです。
次回の着物ログもお楽しみに!
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