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池波正太郎(1923.1.25-1990.5.3)『味な映画の散歩道』河出書房新社 2013年2月刊 224ページ

池波正太郎(1923.1.25-1990.5.3)
『味な映画の散歩道』
河出書房新社 2013年2月刊
224ページ
2013年3月22日読了
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309021638/
http://www.amazon.co.jp/dp/4309021638

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784309021638

「「鬼平犯科帳」等の著者の糧は、映画と飲食であった。
起きて映画、おいしく食べてまた映画、
ちょっとひっかけ、帰宅して仕事、夜食、読書……。
至福の一時が伝わる映画人生の記録。」


目次
怪傑・無頼・老猟師
アメリカ映画の新生
物事は、すべて、これ
エレガントな殺し
“失なわれた時代”の明るさ
ヒコーキ野郎のエクスタシー
鼓膜に残る銃声
阪妻・千恵蔵のすばらしさ
カッコーの巣の上で
マザースキー監督の青春群像
二人の“男”の冒険
大都会の孤独の報酬
“思春期”に托す人間の未来
テレビが造る不気味な現実
すばらしき“西部の女”
ルノワール作品の大いなる感銘
ロイドの笑いの世界
粒ぞろいの正月洋画
“男の生活”から消えたもの
胸に沁むルノワール作品
伝統ふまえた秀作“ロッキー”
キートンの厳しいリアリズム

『小説現代』
1975年9月号~1977年7月号連載
「映画日記」102本

巻末の「初出/単行本一覧」によれば、

『池波正太郎の映画の本』文化出版局 1976.12
https://www.amazon.co.jp/dp/B000J935MM

『私のスクリーン&ステージ』雄鶏社 1977.8
https://www.amazon.co.jp/dp/B000J8UA8K

『フランス映画旅行』文藝春秋 1978.10
https://www.amazon.co.jp/dp/4163347402

の三冊に分載されていた「映画日記」の合本。

連載期間が、
私が学生で毎週映画館に通っていた時期と重なるため、
登場する映画は、全部、私が観たものと、
観たかったけれど観られなかったものばかりで、
何とも懐かしく思いながら読み終えました。

以下、映画ノート記録
1971-1977
   洋画 邦画 合計
1971 12
1972 28
1973 41
1974 108 235 343
1975 185 212 397
1976 163 117 280
1977 35  22 57
   532 586 1118

五十代半ばで老いを嘆いている著者の文章は、
現在[2013年3月]58歳の私の胸に沁みます。

カバー表紙写真は
「ハリーとトント」とクレジットされていますけど、
標題紙上に掲載されている写真の作品が分かりません。
何だろうなぁ。

「血圧は上が120、下が82。
心臓も肝臓も異状なく、糖尿も大丈夫とのことなり。
どうやら、この夏も無事に乗り切ったことになる。
その所為か、夜食のとき、
牛レバーを焼いてレモン醤油をかけ、
玉ねぎのみじん切りを添えて三枚食べ、
ウイスキーのオンザロック四杯ものんでしまう。
やんぬるかな。」
p.36
「エレガントな殺し[1975.12]」

「帰宅し、
おでんと合鴨を焼いたもので
冷酒二合半。
焼きざましの合鴨の脂身を
ナイフで細かく切りきざみ、
これに酒を振って醤油をかけ、
みりんを一滴たらしたものを
熱い飯の上へ乗せ、
かきまぜて食べる。
うまいこと、おびただしい。」
p.50
「"失われた時代"の明るさ[1976.1]」

美味しそうだなぁ。
こういう描写を書き写しているとキリがありません。

https://hitorieiga.com/ikenami-condor-shisyunki-1207
https://hitorieiga.com/ikenami-farewell-my-lovery-1226
「味な映画の散歩道」で紹介されていた
102本の映画の中から、気になる映画3本

「102本の映画」を一覧できないかなぁ、
とググりましたけど、見つかりませんでした。

明治大学文学部文学科学生だった頃(1973-1977)は、
毎日のように映画館へ通っていて、
1975年は397本、
1976年は280本観ましたから、
「102本の映画」のどれだけを、
五十代前半の作家と、
二十歳の学生が、同時代に観ていたのかなぁ。

その学生は、今では、
六十七歳で亡くなられた作家の年齢を
超えてしまいました。
Ars longa, vita brevis.

http://swdworld.starfree.jp/syotaro/ike-nen1.htm
池波正太郎年譜 その壱 1923-1955

http://swdworld.starfree.jp/syotaro/ike-nen2.htm
池波正太郎年譜 その弐 1956-1975

http://swdworld.starfree.jp/syotaro/ike-nen3.htm
池波正太郎年譜 その参 1976-1998

https://ikenami.info/
池波正太郎公式サイト
https://ikenami.info/database/
作品データベース

読書メーター
池波正太郎の本棚(登録冊数28冊) https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091233

https://note.com/fe1955/n/n3b2fb5b392a8
池波正太郎(1923.1.25-1990.5.3)
『正太郎名画館』
河出書房新社 2013年4月刊
232ページ

https://note.com/fe1955/n/n618d4e74e848
池波正太郎(1923.1.25-1990.5.3)
『鬼平犯科帳 一
(完本 池波正太郎大成 4)』
講談社 1998年5月刊
838ページ

https://note.com/fe1955/n/n7d801714fa4c
池波正太郎(1923.1.25-1990.5.3)
『鬼平犯科帳 二
(完本 池波正太郎大成 5)』
講談社 1998年7月刊
846ページ

https://note.com/fe1955/n/n340dc7ac9d04
池波正太郎 (1923.1.25-1990.5.3)
『真田太平記 一
(完本 池波正太郎大成 18)』
講談社 1999年3月刊
908ページ

https://note.com/fe1955/n/n1c1d20c365dd
池波正太郎(1923.1.25-1990.5.3)
『真田太平記 二
(完本 池波正太郎大成 19)』
講談社 1999年4月刊
908ページ

https://note.com/fe1955/n/n5c9aefbf1967
池波正太郎 (1923.1.25-1990.5.3)
『真田太平記 三
(完本 池波正太郎大成 20)』
講談社 1999年5月刊
912ページ
真田太平記読本(新潮文庫)』
新潮社 2015年12月刊
 328ページ

https://note.com/fe1955/n/naa86fd8067c2
池波正太郎 (1923.1.25-1990.5.3)
『雲霧仁左衛門 忍びの女
(完本 池波正太郎大成 17)』
講談社 2000年2月刊
954ページ

https://note.com/fe1955/n/n58b2b7088b0f
北村薫(1949.12.28-)
「中野のお父さん
[池波正太郎]「白浪看板」と語り」
『オール讀物』2023年1月号
六代目三遊亭圓生
「白浪看板」

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